9月23日(月・祝)は、コンサートや音楽プログラムをお届けしている言問幼稚園に隣接する、長命寺(東京都墨田区)主催のコンサートが行われました。
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隅田川のほとりにある、桜もちで有名な長命寺様、そして年間を通してコンサートや正課プログラムで、いつも楽しい音楽の時間をご一緒している言問幼稚園様(東京都墨田区)にご協力いただいて実現した、今年3月開催の「お寺で楽しむ弦楽器のコンサート」では大変ご好評をいただきました。
そして、今年度は長命寺様の主催により、私たちNPOみんなのことばが協力をする形で、第2回のお寺でコンサートが実現しました。
今回は、大人向けのプログラムで、長命寺のお檀家様を中心に、大人のお客様に楽しんでいただきました。いつもとはまた違った奥深いクラシックをお寺の本堂で体験するコンサートとなりました。
弦楽器三重奏の音色が生み出す調和
弦楽三重奏による、お話を交えたクラシックコンサートが静かにスタートします。


本来はピアノ(チェンバロ)で演奏されるバッハ作曲「ゴルトベルク変奏曲」より特徴的な楽曲をピックアップして弦楽三重奏で披露。チェロのヨコミゾヒロユキさんによる楽曲の説明をわかりやすく解説しながら、楽曲への理解を深めていきます。解説のあとの演奏では、3つの弦楽器が豊かな響きで調和し、互いの声を聴きながら次第にゆったりと融合していくのを感じました。

楽曲の特徴を知ることや音楽への親しみを持つことで、弦楽三重奏の音色が自然とひとつの音色となり、自分自身に語りかけてくるようです。
弦楽器の魅力を体感する豊かな時間
演奏の間には、楽曲や楽器紹介だけでなく、アーティストの紹介などお話を交えながらコンサートは進んでいきます。ヴァイオリンの須藤はるなさんやヴィオラの小倉勇樹さんによるMCもなかなか見ることができない今回だけの演出。少ない人数で行うコンサートだからこそ、アーティストを身近に感じ、音楽への親しみが増します。


続いての楽曲は、モーツァルト作曲「弦楽三重奏のためのディヴェルティメント K.563」。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロという3つの弦楽器のみで演奏される大作。

シンプルな編成にも関わらず、透明感のある音色の奥には聴けば聴くほど奥深い響きを感じ、心豊かになる時間が本堂に流れます。
それぞれの楽器が情感たっぷりに音色を奏でるだけでなく、弾むような演奏から爽やかな風を吹き抜けるような響きへと変化。アーティストが互いに最高の響きを求めて対話することで1つの音楽が生みだされました。そして、演奏の盛り上がりとともに会場中から熱い拍手がおくられました。
長命寺様、言問幼稚園様、そしてご参加くださった皆さま、ありがとうございました!
参加したアーティスト

ヴァイオリン 須藤はるな
チェロ ヨコミゾヒロユキ
ヴィオラ 小倉 勇樹
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