コンサートレポート
三鷹市立第五小学校にコンサートをお届けしました(東京都三鷹市)

2024年9月30日、文化庁「学校における文化芸術鑑賞・体験推進事業|芸術家の派遣事業」を活用して、参加型クラシック「みんなのコンサート」を、三鷹市立第五小学校へお届けしました。
全学年を3つに分け、低学年、中学年、高学年を対象にそれぞれ45分のプログラムを3公演おこないました。
全校児童571名を対象に、コンサートは体育館でおこなわれました。
司会・ギャリーの「こんにちは」のかけ声に、元気よく「こんにちは!」と大きな声で返してくれる子どもたち。
「音楽好きな人?」の質問に、「はーい」とたくさんの子どもの手が挙がる一方で、「そうでもない人」に素直に手を挙げる子どもたち。目と耳をいっぱい使って聴く音楽の性格についてお話を聞いた後、たくさんの拍手の中、アーティストが入場。アーティストに手を振る姿や「チェロかっこいい!」と思わず声をあげる姿も。


1曲目「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の演奏が始まると、少しずつ子どもたちの様子に変化が見えてきました。

最初の質問「音楽が好きな人?」に「そうでもない」と手を挙げた子どもたちの中には、演奏中ずっと身を乗り出し、真剣な眼差しで、アーティストの演奏を見つめている姿が見られました。

ベートーヴェン作曲「運命」では、一度は聞いたことがある名前で盛り上がる子どもたち。ギャリーの質問に答えようと積極的に手をあげる姿は印象に残りました。

耳にしたことがあるメロディーが聴こえてくると、さらに身を乗り出して真剣に聴き入る表情。そして、身振り手振りで音色に合わせて体を動かす子どもの姿がありました。迫力ある演奏に会場中からあふれんばかりの拍手をいただきました。

ヴァイオリンの魅力をひきだす「ユーモレスク」の音色が響きわたると、会場の中はゆったりとした空気に包まれ、そして、軽やかさ、楽しさの感情が子どもたちの心の中に生まれてきます。
アーティストは子どもたちの心に届くように、そして、音楽に対する感性に働きかけるようにメロディーを奏でます。

声楽家のギャリーによる歌唱では、低学年の子どもたちから思わず「ブラボー!」が飛び出しました。
中学年・高学年になると楽曲の内容や歌詞の意味をより理解できることで、さらに子どもたちの反応がさまざま。音色に歌詞をのせることで、言葉の意味がさらに奥深くなり、楽曲の世界観がより明確に伝わります。自分の気持ちを見つめたときに少しでも共感や反感を持つ瞬間があるから、子どもたちの気持ちが動かされ、新鮮な反応が表れます。

発声のワークショップを経て、リクエスト曲を子どもたちや先生と大合唱。
小学校の行事や学校生活の中で歌われてきたメロディーを一緒に歌えたこと。子どもたちの小学校生活の大切な思い出のひとつになったことでしょう。先生方からは素晴らしい合唱に「ブラボー」をいただきました。

指揮者体験では、振り方のレクチャーの時間から子どもたちはとてもにぎやか。ギャリーの「かまえて!」のかけ声で一斉に両手をかまえる様子は、たくさんの小さな指揮者が一致団結して大きな音楽を作っているようでした。





指揮者体験をした子ども一人ひとりが終わるたびに、大きな「ブラボー!」の声が子どもたちからあがります。
体験をしていない子どもも指揮者をやっている気分で、一緒に両手をいっぱい振っていました。


みんなで一緒に手拍子で参加する曲では、リズムに合わせて体を動かす子どもや立ち上がって一所懸命、手拍子や足拍子をする子ども。どの学年の子どもたちも、そして先生方も積極的で、自然に笑顔があふれ、「ブラボー」のかけ声がたくさん生まれました。

アンコールでも、アーティストの演奏をさらに間近で感じることで、子どもたちと先生とアーティストの心が通い合う特別な時間となりました。アーティストの姿が会場を出るまで、拍手と歓声が鳴りやみませんでした。
三鷹市立第五小学校の皆さん、ありがとうございました!

みんなのことばは、プロの音楽家とともに、参加型クラシックプログラムを通して
子どもの心を育てる活動をするNPO法人です。
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