会員になる

コンサートレポート

福知山市三和学園でコンサート(京都府福知山市)

文化庁「学校における文化芸術鑑賞・体験推進事業/ユニバーサル公演事業」を活用して、福知山市 三和小学校・中学校に「みんなのコンサート」をお届けしました。

学校での公演(文化庁事業) | NPOみんなのことば

幼稚園・保育園以外にも、小学校、中学校、特別支援学校での経験も豊富なので、対象に合わせて最適なプログラムをお届

学校での公演

文化庁「ユニバーサル公演事業」とは

これまで実施されている「学校における文化芸術鑑賞・体験推進事業」の中で、“さらに多くの子どもたちが文化芸術に親しみ、文化芸術を通して表現の多様性を認識し、障がいへの理解を深める鑑賞・体験機会を提供することを目的としています。(学校における文化芸術鑑賞・体験推進事業のサイトより引用)

音に触れるとどんな気分?

今回の公演は、自然に囲まれた小中一貫教育校 三和学園で、小学校全学年73名と中学校全学年36名を対象に2回公演を開催。各45分間のプログラムを体育館でお届けしました。

d11fd2b1534cc1466977128d1c97b562-1779961765.jpg

1回目の公演は、小学校全学年を対象に行いました。日常生活でなかな耳にする機会が少なく、楽器の生の音を聞ける機会に、ワクワクとした表情をする子どももいれば、何が始まるのかなと緊張している表情の子どもの姿もありました。

1曲目の「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」が終わると子どもたちの表情がやわらぎ、会場全体の雰囲気もほぐれ始めます。

b3138e0fdef2a653e0bcc8db381df9ba-1779961786.jpg

「次に演奏する『運命』を書いたベートーヴェンってどんな人?」というギャリーの問いかけに「ラッパ型補聴器を持っていた人!」という博識な回答。補聴器を持たざるをえないほどに聴力の衰えたベートーヴェンの苦しみを、子どもたちは音楽から真剣に感じ取っていました。

6148986b5669128db2bda74009629369-1779961821.jpg

少人数で体験できるユニバーサル公演ならでは、アーティストが生み出す音色をより間近に感じ、一気に音楽の世界に引き込まれます。

0540a2874f3ffe089d0bd6c1436c2e80-1779961839.jpg
51e963da6ef26d486bae9a28f2e8913c-1779961854.jpg

楽器の特徴や一度は耳にしたことがある有名作曲家の名前、そして、彼らが生み出した名曲の数々を知ることで、より音楽を身近に感じてもらえました。

c30ee85452e4267adb25ec43647c76c0-1779961897.jpg

オペラ『ドン・ジョヴァンニ』より「窓辺においで」では、歌詞の意味を理解したうえでドン・ジョヴァンニの情熱的に愛を伝える姿をコミカルにデフォルメしたギャリーの演技に、素直に反応する子どもたち。おもしろさに心ひかれる子ども、表情を変えずにじっと見ている子ども。すべての反応が子どもたちにとって正解です。

自分の音を見つける時間

236542ee1b96e00a318bae8f5f3eff32-1779961931.jpg

声楽家のギャリーによる自分の声で音を奏でるためのレクチャーをおこないました。

体全体を使って声を出すことで、大きな安心感に包まれます。そして、となりを見ると、同じように大きな声で歌うお友だちや先生がいることで、一緒に歌う喜びが生まれてきます。

47d0826d5b2fd388e020c247678cd1d5-1779961952.jpg
f2a43acce7d7ae472c0ce1fd44e86695-1779961967.jpg

指揮者体験では、自分なりに試行錯誤しながら手を動かし、アーティストと共に一つの作品を作り出す体験をしていただきました。

efc13cbc1cb9dcd26366b636f00ff616-1779962008.jpg
52cbc59f52023066d37b26db2f137b58-1779962025.jpg

今にも手が止まりそうになる低学年から、軽快な指揮を披露する高学年まで、多種多様な演奏で会場中が盛り上がりました。

83429bc74be36a2d86262092d6166d50-1779962048.jpg

アンコールが終わると、子どもたちから「すごかった!」と嬉しい言葉とたくさんの拍手をいただきました。

音楽に向き合う体験

6feb127ad014b5979a027d715fe9ea3a-1779962089.jpg

2回目の公演は、中学生を対象に静かな空間のなか、始まりました。少人数で体験できるユニバーサル公演ならでは、アーティストと生徒たちのお互いの顔が見える距離のなか、音楽で語りかけていきます。

38c88c492744eae8d57fe50186a352db-1779962111.jpg

真剣なまなざしでしっかりと鑑賞している姿が印象的でした。

感情をおもてに出さなくても、生徒たちは自分なりに音楽を受けとめ、感じたままに深く心や感情と向き合っていました。

2816ea5b7da6878a0f9ddb4379921b47-1779962136.jpg

コンサートの序盤はギャリーの問いかけにうなずく程度の反応だった生徒たちも、公演が進むにつれ、自然と「ブラボー」の声が上がりました。

a4cefa88015cc7ad6f7a77fec7d25844-1779962156.jpg

声楽ワークショップでは歌うコツを学びました。自身の中から、試行錯誤しながらも、「音を使って表現する」という働きが生まれ、一つの作品をみんなで作り上げていきます。

85cf542c58fa1b48c4db5e9c238e0cc8-1779962178.jpg
b0ec36df832a276806e4a416f59870a0-1779962196.jpg
f10f9b08dcf7ead7fd0e25422328d27d-1779962207.jpg

カルテットの演奏とともに表現豊かに歌い上げ、伸びやかに演奏しました!

みんなちがって、みんないい

594a6d379b1e54e25c756316564aa7f1-1779962248.jpg
e0b0bfbf576fd9581aad745062152212-1779962257.jpg

終盤の指揮者体験では、なかなか体験に立候補する生徒がいませんでしたが、数名が勇気をもって手を挙げて前に出てきてくれました。

e8a5a5216eae1e14052ff4513947f077-1779962282.jpg
756e67d5e0afd9777c433ceb4905193e-1779962294.jpg

自分なりに考えた指揮の振り方を披露する生徒や、指揮棒を力強く振りエネルギッシュに表現する生徒など、コンサートの始まりからは想像もできない、それぞれの個性が自由に出せる時間となりました。

他の生徒たちは、その表現にいろいろな受け止め方をしながらも、共にお互いを認め合えることに繋がる貴重な体験になりました。

37b971bb7a0bac255a0c0f1c22cc64b5-1779962317.jpg

学校の年度スローガンとして掲げてあった「みんなちがってみんないい」。そのスローガンの通り、生徒それぞれがの感じ方で、みんことの演奏を受け止めてくれている様子がみえました。

三和学園皆さま、ありがとうございました!

参加したアーティスト

2d70918b327a173f96898404ddfa8381-1779962349.jpg

【写真左より】

司会     上尾 和音

フルート   香川 恵理

ヴァイオリン 須藤 はるな

ヴィオラ   小倉 勇樹

チェロ    ヨコミゾヒロユキ

SNSではリアルタイムで配信中!

X(旧Twitter)InstagramFacebookをぜひフォローしてご覧ください。