コンサートレポート
高岡市立二塚小学校でコンサートをお届けしました(富山県高岡市)

2025年10月17日、文化庁「学校における文化芸術鑑賞・体験推進事業|ユニバーサル公演」を活用して、高岡市立二塚小学校に「みんなのコンサート」をお届けしました。
今回お届けした「ユニバーサル公演」は文化庁の事業で、“さらに多くの子どもたちが文化芸術に親しみ、文化芸術を通して表現の多様性を認識し、障がいへの理解を深める鑑賞・体験機会を提供すること”を目的としています。(学校における文化芸術鑑賞・体験推進事業のサイトより引用)
小学校1年生・2年生・3年生と小学校4年生・5年生・6年生の2つに分け、およそ全校児童129名を対象に合計2公演をお届けしました。
今年で創立150周年を迎える高岡市立二塚小学校では、記念のお祝い行事が目白押し。
今回のコンサートは、お祝いに花を添えるように、高岡市立二塚小学校の長い歴史が刻まれている校舎のなかで、児童たち、先生方と一緒に特別な時間を過ごすことができました。



コンサートの1曲目よりさまざまな反応を素直に見せてくれる児童たち。笑い声も聞こえてきます。
演奏が終わるたびに会場からは「楽しい!」「アーティストの表情がおもしろい!」など声が上がります。
さらに作曲家の想いや曲の特徴を知ると、耳にするメロディーが意味をもち、児童たちの好奇心を刺激し、演奏に引き込まれていきました。


楽器の魅力を紹介するコーナーでは、楽器よって音色が違うことや楽器が何でできているかを知ることで理解を深めていきます。
感覚的に感じた刺激が、知識を増やすことで、心や頭のなかで生まれた想像力がより形になっていきます。この繰り返しにより、それぞれの感性を豊かにさせてくれます。
児童たちの表情には、喜びや緊張、驚き、安心などさまざまかな感情が生まれている様子がうかがえました。


歌のレクチャーでは、全身を使い、児童たちの体が楽器となり、会場中に鮮やかな声が響きわたりました。
生の演奏にのせて、仲間と一緒に150周年をお祝いする歌を披露。自分たちが過ごす小学校のことを思い浮かべながら歌う児童たちの姿はとても感動的でした。
みんなで歌いおえると、自然とお友達同士、顔を見せ合いながら拍手やブラボーを掛け合う姿も印象的。


指揮者体験では、アーティストと呼吸をあわせて演奏する方法などレクチャーを受け、いざ本番。






一生懸命に指揮棒を振るお友達にたくさんの拍手とブラボーが送られます。



コンサートの最後は、児童たちも拍手で演奏に参加。自分なりに強弱をつけながらアーティストと一生に盛り上げてくれました。
アーティストの退場の最後まで、児童たちは笑顔でたくさん手を振ってくれました。
高岡市立二塚小学校の皆さん、ありがとうございました!

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