コンサートレポート
下関市立川棚小学校でコンサートをお届けしました(山口県下関市)

2025年11月10日、文化庁「学校における文化芸術鑑賞・体験推進事業|ユニバーサル公演」を活用して、下関市立川棚小学校に「みんなのコンサート」をお届けしました。
今回お届けした「ユニバーサル公演」は文化庁の事業で、“さらに多くの子どもたちが文化芸術に親しみ、文化芸術を通して表現の多様性を認識し、障がいへの理解を深める鑑賞・体験機会を提供すること”を目的としています。(学校における文化芸術鑑賞・体験推進事業のサイトより引用)
小学校低学年と中学年と高学年の3つに分け、およそ全校児童308名を対象に合計3公演をお届けしました。
今年で創立150周年を迎える下関市立川棚小学校。
今回のコンサートは、児童たちが元気よく駆け回り、たくさん遊ぶ体育館でおこないました。


コンサートの1曲目よりカルテットが生みだす迫力ある音色にさまざまな反応を素直に見せてくれる児童たち。

お隣同士でお話しする児童や目を逸らすことなくアーティストを見つめる児童。
音楽との向き合い方はそれぞれ。


楽器の名前や特徴を紹介することで、より音楽が身近になり、児童たちの知識や好奇心が増えてきます。
演奏が終わるたびに会場からはたくさんの拍手をいただきました。


生で聴く楽器の音、迫力あるバリトンの歌声で、全身の感覚が研ぎ澄まされ、さまざまな刺激を吸収しようとします。児童たちの表情には、喜びや緊張、驚き、安心など感じた気持ちが自然と表れていきます。



歌のレクチャーでは、児童自身が楽器となり、みんなで声を出す練習。
会場中に鮮やかな声が響きわたりました。



生の演奏にのせて、みんなで校歌を大合唱。どこまでも伸びやかに、そして彩り豊かな声が会場中に響きます。

指揮者体験では、緊張しながらも一生懸命に指揮棒を振っている姿に会場からたくさんの拍手とブラボー。


アーティストと目を合わせながら、自分とアーティストとの共演を見事に披露!
指揮者体験をした児童たちに先生方や地域の方々からも大きな歓声がおくられました。


コンサートの終わりは、児童のみなさんだけでなく、会場にいる先生方や地域の方々も拍手で演奏に参加。
たくさんの幸せと音楽の楽しさを共有する特別なコンサートになりました。
下関市立川棚小学校の皆さん、ありがとうございました!

みんなのことばは、プロの音楽家とともに、参加型クラシックプログラムを通して
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