コンサートレポート
東京都立小金井特別支援学校にコンサートをお届けしました(東京都小金井市)

2026年1月30日、東京都立小金井特別支援学校の創立50周年記念行事として「みんなのコンサート」をお届けしました。
「みんなのコンサート」は、 NPO法人みんなのことばが提供する、子どものための参加型クラシックプログラム。
子どもの発達に合わせて考えられたオリジナルプログラムだから、本格的なクラシックを、最後まで集中して、五感を使いながら楽しむことができます。
これまで文化庁公演で毎年コンサートをお届けしている東京都立小金井特別支援学校。創立50周年の記念として東京都の「笑顔と学びの体験活動プロジェクト」を活用してお招きいただき、児童・生徒の皆さんと一緒に学校の50歳のお祝いをすることができました。
コンサートは、長年の公演の積み重ねにより、児童や生徒たちが音楽を自分ごととして楽しむ時間になっています。
その安心感と集中力が、表情や動きから伝わる温かい一日となりました。

1回目の公演は小学部低学年およそ児童127名と教員34名、2回目は小学部高学年の児童およそ74名と教員22名、3回目は中学部の生徒90名と教員27名を対象に合計3回公演を実施しました。

カルテットによる演奏が始まると、体育館の空気が一変します。
低学年の児童は楽器の音色に合わせて自然に体を動かし、音の“振動”や“リズム”に寄り添うように視線や体をアーティストや楽器にあわせて動かしていきました。
高学年・中学部になると、音楽の構造や特徴を理解しようとするように、音の強弱や旋律の変化に集中する姿が印象的です。




間近で見て、聴くアーティストの演奏や楽器の生音を、児童や生徒たちは思いおもいに感じ取っている様子が見られました。

前月の12/26に開催した歌唱指導プログラムで校歌や愛唱歌のレクチャーを受けた児童や生徒たち。
児童・生徒たちが声を合わせて歌うその瞬間は、会場全体がひとつになったかのように豊かな歌声が響き渡りました。

指揮者体験コーナーでは、児童や生徒が自ら指揮してカルテットと一緒に演奏します。
最初は緊張した表情の児童や生徒も、拍手と歓声を受けて笑顔に変わり、音楽を“自分ごと”として楽しんでいる様子が伝わりました。
この体験は、単に演奏を聴くだけではなく「自分が音楽に関わる」という主体的な体験として印象に残る思い出になりました。

演奏に合わせて歌ったり、リズムを取ったり、微妙な表情で聴き入ったりと、児童・生徒の一人ひとりが異なる音楽との関わり方を見せてくれました。
50周年という節目の年に、この“音楽の体験”が、児童や生徒たちの心と身体にしっかり刻まれたことがひしひしと伝わってきました。

東京都立小金井特別支援学校の皆さん、ありがとうございました!

みんなのことばは、プロの音楽家とともに、参加型クラシックプログラムを通して
子どもの心を育てる活動をするNPO法人です。
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