コンサートレポート
東京都立大泉特別支援学校でコンサートをお届けしました(東京都練馬区)

2026年5月18日と21日の2日間にわたり、文化庁「学校における文化芸術鑑賞・体験推進事業|芸術家の派遣」を活用して、参加型クラシック「みんなのコンサート」を東京都立大泉特別支援学校へお届けしました。
今回は、全校児童・生徒94名を6グループに分けて開催。小学部から高等部まで、それぞれの発達段階や学年に合わせて計6公演を行いました。
また、授業参観週間にあわせた開催となり、多くの保護者の皆さまにもご参加いただきました。

1曲目の演奏が始まると、会場にはさまざまな反応が生まれました。
自然と手拍子を始める子ども、リズムに合わせて体を揺らす子ども、アーティストの姿をじっと見つめる子ども。
演奏に応えるように声を出してくれる子どももいて、一人ひとりが自分らしい方法で音楽を受け止めていました。

音楽の楽しみ方は一つではありません。
その場で感じたことを、体や表情、声で自由に表現する児童・生徒の皆さんの姿に、音楽が心へまっすぐ届いていることを感じました。



コンサートでは、クラシックの名曲だけでなく、歌の魅力もお届けしました。
司会・うたのギャリーによる歌唱では、小学部では『ドン・ジョヴァンニ』より「窓辺においで」、中学部・高等部では『魔王』を披露。
豊かな表情や物語を伝える歌声に、会場は一気に引き込まれていきます。
「窓辺においで」では、ギャリーから送られる愛のジェスチャーに笑顔で応えたり、手を振ったりする姿も見られ、歌を通してアーティストとのやり取りを楽しむ温かな時間となりました。



演奏後に自然と子どもたちだけでなく、先生方や保護者のみなさまより「ブラボー!」の声や大きな拍手が送られ、本物の音楽にふれた感動が会場いっぱいに広がりました。
リクエスト曲では、耳なじみのあるメロディーが流れると、自然と体を揺らしたり、頭でリズムを取ったり、表情がやわらいだりする姿も。
音楽を聴くだけでなく、自分の体全体で感じながら参加する時間となりました。


指揮者体験では、児童・生徒の皆さんが指揮者となり、カルテットと一緒に演奏をつくりました。
力強く大きく腕を動かす人、やさしく丁寧にリズムを伝える人、情熱いっぱいに指揮をする人。
同じ曲でも、一人ひとりの指揮によって音楽の表情が少しずつ変わっていく様子に、会場も笑顔に包まれます。





演奏が終わるたびに送られる大きな拍手。
指揮者体験をした子どもたちも、それを応援する子どもたちも、音楽を通して互いに気持ちをつなげ合い、あたたかな時間を一緒につくり上げていました。


音楽を聴いて手拍子をすることも、体を揺らすことも、じっと耳を傾けることも、歌うことも。
そのどれもが、一人ひとりにとって大切な音楽との向き合い方です。
今回のコンサートでは、児童・生徒の皆さんが、それぞれの感じ方や表現を大切にしながら、音楽を思いきり楽しんでくれました。





音楽には、言葉を超えて心と心をつなぐ力があります。
これからも、一人ひとりの豊かな感性に寄り添いながら、本物の音楽にふれる時間を届けていきたいと思います。
“子どもたちが表情や体、心を使って音楽を感じている姿がたくさん見られ、音楽の素晴らしさをあらためて感じました。”
最後に副校長先生から嬉しい感想をいただきました。
東京都立大泉特別支援学校の皆さん、ありがとうございました!

みんなのことばは、プロの音楽家とともに、参加型クラシックプログラムを通して
子どもの心を育てる活動をするNPO法人です。
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