コンサートレポート
白百合保育園にクラシックコンサートをお届けしました(東京都江戸川区)

2026年7月4日、子どものための参加型クラシック「みんなのコンサート」を白百合保育園の小松川教会でお届けしました。
白百合保育園では、年間5〜6回の参加型クラシックコンサートに加え、0歳児から全園児を対象とした「音楽体験教室 おとあそび」を通年で実施しています。
「みんなのコンサート」は、 NPO法人みんなのことばが提供する、子どものための参加型クラシックプログラム。 子どもの発達に合わせて考えられたオリジナルプログラムだか…
みんなのコンサート今年度2回目のコンサートは、土曜日の開催ということで、普段参加できない保護者の方、近隣の園のお友だちや地域の親子、そして教会のご関係者など地域のお客様もいらっしゃいました。
▼白百合保育園の渡部園長のインタビューもこちらでお読みいただけます
長年にわたり、みんなのことばをご利用いただいている幼稚園や保育園、学校の先生方にお話をうかがう「先生インタビューシリーズ」。第2回は、白百合保育園(東京都江戸川区)の園長・渡部裕人先生をお訪ねしました。
先生インタビュー 白百合保育園<前編>この日は、いつものカルテットとは少し違い、フルート・ヴィオラ・チェロによるトリオ演奏からスタート。
教会ならではの落ち着いた空間に、バッハのやわらかな音色がゆっくりと響き渡り、会場全体が穏やかな空気に包まれました。

楽器紹介では、
「この楽器の名前はわかるかな?」
という問いかけに、
「フルート!」「チェロ!」
と元気いっぱいに答える子どもたち。

そこへ、みんなの掛け声に応えるようにクラリネットを持ったさやおねえさんが登場すると、軽快な『クラリネット・ポルカ』にあわせて自然と拍手が始まり、会場には笑顔が広がりました。


初めて参加した子どもも、何度もコンサートに参加している子どもも、この日最初に覚えた合言葉は「ブラボー!」。
演奏が終わるたびに、会場いっぱいに温かな「ブラボー!」が響き渡りました。

今回初登場となったクラリネットは、クイズを交えながら紹介しました。
「何でできているかな?」
「どんな音がするかな?」
子どもたちは実際に楽器を見ながら想像をふくらませ、木でできていることや、楽器の仕組みに興味津々。
新しい楽器との出会いを楽しみながら、一つひとつの発見を積み重ねていました。

続いて演奏された『スペイン奇想曲』では、夜明けを思わせる華やかな旋律が教会いっぱいに広がります。
日本とは少し違う異国の空気を感じさせる音楽に、子どもたちはじっと耳を澄ませ、音楽が描く景色を思い思いに楽しんでいました。


七夕を前に演奏されたチェロのヒロユキさん編曲『たなばたさま』では、生演奏ならではの豊かな響きにのせて、季節の歌をみんなで楽しみました。
お家の方と顔を見合わせながら笑顔になる子どもや、小さな声で歌詞を口ずさむ子どもたちの姿も見られ、教会の中にやさしい時間が流れていました。

続いて披露された『私を泣かせてください』では、まきおねえさんが「大切な人を思う気持ちが込められた歌」であることを紹介。
ゆったりと流れる美しいメロディーと澄んだ歌声が響き始めると、それまで元気いっぱいに体を動かしていた子どもたちも自然と耳を澄ませます。
静かな音楽だからこそ感じられるやさしさやあたたかさに包まれ、一人ひとりがそれぞれの気持ちで音楽と向き合う時間となりました。

リクエスト曲では、子どもたちもお家の方も一緒に大合唱。
手拍子をしたり、体を揺らしたり、歌ったり。
それぞれが自分らしい方法で音楽を楽しみます。


最後の『ラデツキー行進曲』では、会場全員が手拍子で演奏に参加。
音の強弱に合わせて手拍子の大きさも変わり、アーティストと会場が一つになって音楽をつくり上げました。
大きな音に涙を流す赤ちゃんの姿もありました。
それもまた、本物の音楽を体いっぱいで感じた大切な反応の一つです。


アンコールでは、アーティストが子どもたちのすぐそばまで歩み寄り、一緒に目を合わせながら演奏。
歌声と笑顔が重なり、会場はあたたかな空気に包まれました。

コンサートの最後には、近隣園や地域の子どもたちから花束と感謝の言葉も贈られ、地域のみんなでつくるコンサートを締めくくりました。
白百合保育園のみなさん、ありがとうございました!

みんなのことばは、プロの音楽家とともに、参加型クラシックプログラムを通して
子どもの心を育てる活動をするNPO法人です。
あなたのご寄付・ご支援によって、もっと多くの子どもに音楽が届きます