コンサートレポート
昭島市立富士見丘小学校にコンサートをお届けしました(東京都昭島市)

2026年9月3日、東京都教育委員会による事業の一環として、昭島市立富士見丘小学校へ「みんなのコンサートとワークショップ」をお届けしました。
「みんなのコンサート」は、 NPO法人みんなのことばが提供する、子どものための参加型クラシックプログラム。
子どもの発達に合わせて考えられたオリジナルプログラムだから、本格的なクラシックを、最後まで集中して、五感を使いながら楽しむことができます。
この日は、1年生から6年生まで、全3回の公演を実施。
およそ454名の児童が参加しました。
富士見丘小学校では、児童が一緒に楽しめる参加型のコンサートを希望され、今回の公演を選んでくださいました。
体育館いっぱいに広がる音楽とともに、児童たちがそれぞれの方法で音楽を楽しむ体験となりました。

1・2年生の公演では、アーティストが登場すると、前のめりになったり、ひざ立ちになったりしながらステージを見つめる児童が。
3・4年生の公演では、始まる前からアーティストをじっと見つめる児童の姿が見られ、拍手や歓声とともにコンサートがスタート。
司会・うたのギャリーの問いかけには元気いっぱいに声を返し、にぎやかに楽しむ一方で、演奏が始まると静かに耳を傾ける姿も見られました。


5・6年生の公演では、落ち着いた様子で演奏に耳を傾け、アーティストの言葉にも集中して聴き入る姿が印象的でした。

ベートーヴェンの演奏では、演奏前に「作曲家が伝えたかったことを感じながら聴いてみよう」と呼びかけると、「はい!」と元気な返事が。
印象的なリズムに合わせて両手を動かしながら聴く児童もおり、音楽を身体で感じている様子が伝わってきました。


楽器紹介では、実際の音色を聴いたあとに、それぞれの楽器の仕組みや音の出し方を紹介。
音を聴き、知ることで、楽器への興味をさらに深めていきました。


プロの声楽家によるレクチャーでは、歌うときの姿勢や呼吸について学びました。
自分の身体を使って声を出してみると、体育館いっぱいに伸びやかな歌声が響きます。
最後には校歌も一緒に歌い、みんなの声がひとつの音楽になりました。


指揮者体験では、「やってみたい人!」の呼びかけにたくさんの手が上がりました。
前に出て指揮をする児童には、客席から「がんばれー!」という声援も。

3・4年生の公演では、ゆっくりと腕を動かして演奏を導く児童もいて、指揮の仕方によって同じ曲の速さや雰囲気が変わっていきました。






指揮を終えた児童が「緊張したけど、楽しかった」と話すと、会場からはたくさんの「ブラボー!」の声。
お友だちの挑戦を応援しながら、一緒に音楽を楽しむ時間となりました。


最後は、児童全員で手拍子で演奏に参加。
手拍子を大きく、小さく、優しく、楽しく――。
児童たちはどうしたら音楽に合うかを試しながら、それぞれの表現で演奏に加わりました。

聴いて、感じて、声を出して、身体を動かして、そして自分で指揮をしてみる。
3回の公演を通して、児童たちがさまざまな方法で音楽に触れる姿を見ることができました。
児童のみなさんが見せてくれた、音楽を楽しむ自由な姿や、友達の挑戦を応援する温かな姿がとても印象に残っています。

昭島市立富士見丘小学校の皆さん、ありがとうございました!

みんなのことばは、プロの音楽家とともに、参加型クラシックプログラムを通して
子どもの心を育てる活動をするNPO法人です。
あなたのご寄付・ご支援によって、もっと多くの子どもに音楽が届きます