コンサートレポート
二戸市立仁左平小学校でコンサートをお届けしました(岩手県二戸市)

2026年9月7日、文化庁「学校における文化芸術鑑賞・体験推進事業|芸術家の派遣・ユニバーサル公演」を活用して、二戸市立仁左平小学校に「みんなのコンサート」をお届けしました。
全校児童24名が参加し、地域の方々も一緒に、プロの音楽家による生演奏を楽しみました。

これまで実施されている「学校における文化芸術鑑賞・体験推進事業」の中で、障がいの有無にかかわらず、子供たちが文化芸術に触れ、親しむことができる機会を確保し、子供たちの多様な成長につなげるとともに、文化芸術を通して表現の多様性を認識し、障がいへの理解を深めることを目指します。(学校における文化芸術鑑賞・体験推進事業・舞台芸術等総合支援事業 のサイトより引用)
コンサートが始まると、フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの音色が会場いっぱいに響きます。
アーティストと目が合うと、照れたような表情を見せる児童も。
目の前で演奏する姿をじっと見つめながら、一音一音に耳を傾けていました。



楽器紹介では、弦楽器の弓についてのクイズも。
「弓の毛は何でできていると思う?」
そんな問いかけに、児童たちは元気いっぱいにさまざまな答えを返してくれました。
楽器の仕組みや音の出し方を知ることで、普段聴いている音楽を、また違った角度から楽しむことで音楽を身近に感じていきます。



オペラの曲では、演奏の前にどんな場面の音楽なのかを紹介。
司会・うたのギャリー(上尾 和音)の歌声が響き始めると、児童たちは目を見開いたり、隣同士で顔を見合わせたり。

イタリア語で歌われる曲でも、歌やメロディーが表す場面を知ってから聴くことで、音楽の世界を身近に感じながら楽しんでいる様子が印象的でした。

10分間の休憩を挟んだ後半は、児童たちが10月の市内音楽会で歌うリクエスト曲の演奏からスタート。
各学級で練習している曲ということもあり、よく知っているメロディーに耳を澄ませながら、フルートの華やかな音色に聴き入っていました。

つづく、「発声と歌のワークショップ」では、歌うときの姿勢や息の使い方を体験。
さらに、「悲しい気持ちで声を出したら?」「嬉しい気持ちで声を出したら?」と、気持ちや表情によって声がどのように変わるのかも、みんなで実際に試してみました。

声は、ただ出すだけではなく、体全体を使って表現するもの。
一人ひとりが自分の声で表現することを体験したあとは、全校児童で歌声を響かせました。
普段は各学級で練習している歌を、今日は全校で一緒に。
一人ひとりの歌声が重なり、会場いっぱいに歌声が広がっていきました。

児童たちの歌声を聴いていると、一人ひとりが持っている声の力に、心を動かされました。
24人それぞれの声が重なり合うことで生まれる響きは、会場にいるみんなを包み込むようでした。
続いては「指揮者体験ワークショップ」。
まずは、作曲家が曲に込めた思いや音楽の特徴を知り、それをアーティストとどのように共有し、音楽として表現するのかを体験。
両手を使って指揮の動きを練習したあと、いよいよアーティストの前へ。

恥ずかしそうに手を挙げる児童もいれば、アーティストとアイコンタクトを取りながら、堂々と演奏をリードする児童も。
実際に指揮をしてみると、「難しい」という声もあれば、「楽しかった」という声も。





自分の動きにアーティストが応えて音楽が変わっていく。
演奏を「聴く」だけではなく、自分も音楽をつくる一員になることを体験しました。

コンサートの最後は、手拍子で参加。
音楽の大きさに合わせて手拍子の強さも変えながら、児童たちはアーティストと一緒に演奏をつくっていきます。

会場には笑顔や笑い声も広がり、最後まで音楽を楽しむ姿が見られました。

アンコールでは、アーティストが児童たちのすぐそばまで歩み寄って演奏。
目の前で楽器が奏でられる音や、アーティストの表情を間近に感じながら、音楽がさらに身近に。
心の距離が近づいていきます。

コンサートを終えた児童たちからは、
「楽しかった」
「すごかった」
「知っている曲もあってよかった」
という感想をいただきました。

一人ひとりが自分なりの方法で音楽に参加し、仲間と一緒に音楽をつくる体験となりました。
二戸市立仁左平小学校のみなさん、そしてご参加くださった地域のみなさま、ありがとうございました!

コンサートの様子を、二戸市立仁左平小学校のホームページ「学校のお知らせ」でもご紹介いただいています。
ぜひご覧ください。

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