仕事のできる男、ハイドン

ハイドン

来週6月17日(月)から、毎週月曜日の朝7:00~9:00、新宿のシェアオフィスHAPONにて「HAPON Morning Lounge」が始まります。

このMorning Loungeでは、毎週NPOみんなのことばのアートマネージャーである横溝宏幸が、朝の時間を彩るクラシックのBGMを選曲します。

6月17日(月)、第1回のBGMテーマは、「仕事のできる男、ハイドン」。

▼17日(月)のBGMの解説は、こちらをご覧ください。

ハイドン弦楽四重奏曲第75番、第76番『五度』、第77番『皇帝』

ヨーゼフ・ハイドン…ドイツ・オーストリア古典音楽の礎を築き、モーツァルトやベートーベンに多大な影響を与えた大作曲家です。
生涯に1000曲もの作品を作曲したハイドンは、まさに「仕事のできる男」。
パトロンとなる貴族、興業主のもとを次から次へ渡り歩いたその生涯はやり手の営業マンさながらです。

この弦楽四重奏曲75・76・77番は当時有力だったエルデーディ伯爵のために書かれたことから『エルデーディ弦楽四重奏曲』と呼ばれています。 古典音楽の厳格な構成の中に、信じられないような斬新なアイデアを盛り込んでいるのもこの作品の魅力。

76番は『五度』というニックネームで親しまれている曲です。
五度関係(例えばド-ソやレ-ラ)にある音形を多様したことは当時かなり革新的な発想でした。

77番は第二楽章で登場する『神よ、皇帝フランツを守りたまえ』の旋律が現在のドイツ国家となっていることから『皇帝』の副題で呼ばれています。

王道を外さず、かつ極めて革新的。 弟子たちに囲まれ人望も篤く営業力にも優れる…そんな「仕事のできる男」、ハイドン。
梅雨のじめじめした月曜日。 今週も前向きにいい仕事ができるよう、ここはハイドンの作品を聴いてあやかりたいものです。

NPOみんなのことば アートマネージャー
ヨコミゾヒロユキ

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