3月15日はぽけっとランド西蒲田保育園に「おんがくかい」をお届けしました。
2018年より毎年、コンサートのご依頼をいただいているぽけっとランド西蒲田保育園さん。
今回は昨年の12月に開催できなかったクリスマスコンサートの延期公演でした。
「おんがくかい」ってなに?
「おんがくかい」は、参加型クラシックプログラム「みんなのコンサート」のミニバージョン。楽器のおにいさん、おねえさん2人で、お話を交えながら演奏をする、子どもたちの心を育てる要素が凝縮したプログラムです。
感じたままを身体で表現する子どもたち
1公演目は地域の未就園児親子の皆さんと1歳児クラスに参加していただきました。
10分間の短いコンサートではありましたが、コンサート冒頭から子どもたちははじめて見る楽器に興味津々。
楽器の大きな音と響きに少し驚きながらも、アーティストたちの演奏を見ながら徐々にいろいろな動きに気づきはじめます。
上下に弓を動かす動作や、演奏しながら身体を動かすアーティストのまねをする子どもの姿も。
保護者の方々にもあたたかい拍手をいただき、和やかな雰囲気のコンサートとなりました。
感情が湧き上がるコンサート
2公演目は2歳〜5歳の園児さん向けコンサートです。
夏に開催したコンサートを覚えている園児さんも多く、アーティストが入場するやいなや「フルート!」「ヴァイオリン!」とさまざまな声が会場を飛び交います。
でも1曲目の「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の一音目が鳴り響いた途端に静まりかえり、音楽の世界に引き込まれる子どもたち。
そして最初は小さく、でもだんだんと大きく手拍子をしたり、身体を揺らしたり、手を振ってみたりと音楽に合わせて身体をたくさん動かしてくれました。
その子どもたちの変化に気づいたアーティストは「ありがとう」、「楽しい音楽でしょ」と気持ちを込めて、にこやかな目線で子どもたちとコミュニケーション。
会場はますます盛り上がりを見せました。
プログラム後半では、5歳児さんたちが卒園式で歌う曲をアーティストの演奏に乗せて披露してくれました。
その立派な姿に、会場に集まった小さなお友だちから、大きな拍手が沸き起こりました。
最後はゆうきおにいさんと一緒に練習した手拍子の表現と強弱で、「ラデツキー行進曲」を全員で演奏。
そのあと子どもたちの「もっと聞きたい!」「さみしーい!」の声に応えてのアンコールでは大きな手拍子と歌声が会場に広がり、みんなの気持ちをひとつになりました。
年度の締めくくりに開催した今回のコンサート。
ぽけっとランド西蒲田保育園のみなさま、ありがとうございました。
参加したアーティスト
フルート:えりおねえさん(香川 恵理)
ヴァイオリン:きょうこおねえさん(中村 響子)
ヴィオラ:ゆうきおにいさん(小倉 勇樹)
チェロ: あゆみおねえさん(末永 亜裕美)
このコンサートを担当したのは…
髙山 和己(たかやま かずみ)
2022年にみんこと事務局に加わりました。前職は高校の音楽の先生。
子どもたちが自由に音楽を楽しみ、思うがままの反応ができる「みんなのコンサート」を、たくさんの子どもたちに体験してほしい!
打楽器や作編曲を専門に、自身も音楽活動を行っています。
みんなのことばは、プロの音楽家とともに、参加型クラシックプログラムを通して子どもの心を育てる活動をするNPO法人です。
お問い合わせは
NPO法人みんなのことば
電話:03-3770-4266(平日10:00~18:00)