生の音楽にたっぷりと触れる喜び
3月14日(月)は千葉県習志野市の幼保連携型認定こども園 青葉幼稚園にコンサートをお届けしました。
毎年、お楽しみ会を開催されている青葉幼稚園。子どもたちの感性を育てようと、演劇などさまざまなプログラムを上演されていますが、今年は「生の演奏を聞かせてあげたい」と、ネットで検索。数ある検索結果の中から「みんなのコンサート」を選んでいただきました。
そして、もともとは1月末に開催予定でしたが、感染拡大の影響で延期に。今回、感染対策としてステージを3回に分け、換気をしながら行うことで、無事にコンサートを開催することができました。
新たな好奇心と出会う
「音を聞く」ことへの入り口としてぴったりな、クラシック曲。少し緊張していた子どもたちも、音楽の世界にだんだんと心と体が吸い込まれていきます。0歳〜年少さんのコンサートでは、手を高くあげ、おにいさんやおねえさんを指差しながら声を出す子どもたちの姿も。
「弦楽器は何からできてるの?」司会のギャリーの問いかけに「紙」「糸」「ゴムー!」と大きな声でたくさん応えてくれたのは年中さんたち。新学期から小学生になる年長さんたちは背筋をピンと伸ばし、目で、耳で音楽を感じ、モーツァルト、ブラームス、どんな曲にでも夢中になって耳を傾けながら楽しむことができました。
みんなの大好きな園歌でフィナーレ
最後のサプライズ曲は園長先生のリクエストのもと演奏された、青葉幼稚園の園歌。往年の名作詞家・作曲家コンビ、サトウハチローさんと渡辺岳夫さんによって作られたこの園歌は、みんなの大好きな曲。前奏が流れた瞬間「わぁっ」という歓声が会場に広がり、子どもたちは、楽しそうに目を輝かせながら、声をそろえて歌いあげてくれました。
「生の演奏を聞くチャンスがあまりないので、とても貴重な体験になりました」とは、園長先生。40分のコンサートは小さな子どもたちに、少し長いかな?と考えていたそうですが、「引き込まれるようなパフォーマンスに退屈することなく、あっという間にエンディング。もっと聴きたい!と思わせるコンサートでした」と、語ってくださいました。
青葉幼稚園のみなさま、ありがとうございました。またぜひお会いしましょう!
今回訪問したアーティスト
フルート:ようこおねえさん(菊池 洋子)
ヴァイオリン:きょうこおねえさん(中村 響子)
ヴィオラ:ゆうきおにいさん(小倉 勇樹)
チェロ:あゆみおねえさん(清水 亜裕美)
司会:ギャリー(上尾 和音)
みんなのことばは、プロの音楽家とともに、参加型クラシックプログラムを通して子どもの心を育てる活動をするNPO法人です。
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