音楽の『ジ・オリジン』で、耳も心もリフレッシュ!

8月5日(月)のHAPON Morning Lounge、BGMテーマは「音楽の『ジ・オリジン』で、耳も心もリフレッシュ!」です。

HAPON Morning Loungeは、毎週月曜日の朝、シェアオフィスのHAPON新宿とNPOみんなのことばがお届けしています。
新宿近郊の方、乗り換えで使っているよ!という方、月曜日はちょっと早起きをして、心にゆとりのある1週間のスタートをHAPON新宿でお過ごしください。

▼5日(月)のBGMの解説は、こちらをご覧ください。

ヴィヴァルディ『弦楽のためのシンフォニア』他

ミュージックラウンジ第1回目を飾った赤毛の司祭・ヴィヴァルディ。今回はこのヴィヴァルディの名作『弦楽のためのシンフォニア』を、作曲当時の楽器を使用し演奏を行なった素晴らしいディスクをご紹介しよう。

ヴィヴァルディが生きた時代彼が聴いであろう、そして演奏したであろう弦楽器の姿は現代のものとは大きく異なっていたのである。 まず弦であるが、金属のものが主流である現代に対し、バロック期はもとより20世紀初頭までは羊の腸をよって作った「ガット」と呼ばれる弦が一般的に使われていた。 また、弓も現在とは逆方向に大きく反ったものを使用していた。 その他にも、現代のヴァイオリンには必ず装着される「肩当て」はなく、チェロに至っては楽器を支える『エンドピン』がまだ開発されていなかったため脚に挟んで固定し演奏していたのである。

見た目も奏法もことなるこの「オリジナル」な弦楽器たちであるが、音色も現代のものとはひと味もふた味も違う。 金属の弦にくらべひっかかりが強く小気味いいガット弦の音色は、耳に心地いい。また音の膨らみを豊かに響かせることができるアーチ反りの弓が奏でるハーモニーは実にクリアーで静謐である。 これら「オリジナル楽器」(古楽器、とも呼ばれる)の素朴で混じりけのない音色は、現代の音の洪水に疲れた耳をリフレッシュしてくれるであろう。

本日はカナダに本拠地を置くバロックオーケストラ、『ターフェルムジーク』の演奏で存分にお楽しみいただきたい。 音楽の『ジ・オリジン』オリジナル楽器の響きを聴いたら、もう病み付きになること間違いなし。 夏の朝イチに耳も心も原点にたち戻りリフレッシュしてはいかがであろうか。

NPOみんなのことば アートマネージャー
ヨコミゾヒロユキ

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