カリタス幼稚園で親子コンサート(川崎市多摩区)

新しいホールに響く生のクラシック

5月6日(金)は、川崎市多摩区のカリタス幼稚園に、コンサートをお届けしました。

春に完成したばかりの新しい園舎で、こけら落としとして行われた今回の親子向け「みんなのコンサート」。じつは、カリタス幼稚園で「みんなのコンサート」を開催するのは、今年、2回目です。1月に行なった子ども向け「みんなのコンサート」が、園児さんたちの間で大好評!その時の子どもたちの喜びと笑顔を「ぜひ、ご家族の方にも見て欲しい」という園長先生の想いから、演奏をするおねえさん、おにいさんと観客の距離を十分に保つなどの感染症対策をした上で、保護者の方も参加する親子向け「みんなのコンサート」を、今回開催することとなりました。

「音楽がもたらす喜びを、家族みんなで分かち合ってもらいたい。音楽は心の栄養になります」という園長先生のことばで、コンサートはスタート。司会のギャリーの軽快なトークに合わせて、アーティストのおねえさん、おにいさんが登場し、ひとりずつ音を奏でていきます。

そして全員揃って演奏の「『カルメン』より闘牛士の歌」がはじまると、子どもたちの視線はおにいさん、おねえさんたちに釘づけに!膝立ちしたり、体を乗り出して演奏に聞き入るお子さんや、そばにいる友だちや家族に「楽しい!」という気持ちを笑顔で伝える園児さんの姿が、あちらこちらに。みんな、耳で聴いて、目で見て、心で感じるままに、音楽を楽しんでくれている様子です。

今回は端午の節句が近かったことから、「こいのぼり」をギャリーが歌い上げ、そのあと、子どもたちに馴染みのある曲を演奏しながら、最後は園児さんたち、そして保護者の方々が手拍子で参加をしての「ラデツキー行進曲」。手を楽器にして大きな音、小さな音を表現しながら大合奏を楽しみ、コンサートの幕を閉じました。

音楽を通して得る、子どもの成長

モンテッソーリの教育理念のもと、感覚を育てることを大切になさっているカリタス幼稚園。日頃から、園児さんたちが五感をたっぷりと使っていることもあってか、今回のコンサートでは、前回のコンサート時よりも子どもたちの楽器や音楽、そしてみんことアーティストたちに対する興味の高まりと成長に、目を見張るものがありました。

小さな子どもたちが五感を使い、いろいろなことを感じている姿と成長を見ることができた、カリタス幼稚園での「みんなのコンサート」。

カリタス幼稚園のみなさま、ありがとうございました。また近いうちに、ぜひ、お会いしましょう!

今回訪問したアーティスト

フルート:かなこおねえさん(谷田 圭菜好)
ヴァイオリン:はるなおねえさん(須藤 はるな)
ヴィオラ:ゆうきおにいさん(小倉 勇樹)
チェロ:ひろゆきおにいさん(ヨコミゾヒロユキ)
司会:ギャリー(上尾 和音)

このコンサートを担当したのは…

髙山 和己(たかやま かずみ) 
2022年にみんこと事務局に加わりました。前職は高校の音楽の先生。
子どもたちが自由に音楽を楽しみ、思うがままの反応ができる「みんなのコンサート」を、たくさんの子どもたちに体験してほしい!
打楽器や作編曲を専門に、自身も音楽活動を行っています。

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