楽しさあふれるコンサート
11月25日は中野区立南台小学校に「みんなのコンサート」をお届けしました。
南台小学校でのコンサートは3回目。
今回は南中野地域の保育園8園の年長さんと南台小の一年生の総勢約250人のお子さまたちが集まってのコンサートとなりました。
まず、コンサート会場となる体育館に到着したのは幼稚園のお友だち。
「何が始まるの?」とキョロキョロしながらゆっくりと中に入っていきます。
そのあと小学生のお友だちが元気に会場に入り、コンサートの始まりです!
「こんにちは〜」。
司会のギャリーが明るい声で体育館中央へと歩いてきます。
続いてキラキラと輝く衣装に身を包まれたフルートとヴァイオリンのおねえさんたち、そしてヴィオラとチェロのおにいさんたちが1人ずつ登場し、アーティスト全員がそろったところで「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の演奏が軽やかにスタートです。
その柔らかく美しい音色に「きれいだった」「すごかった!」「うれしくなった〜」と、感じた気持ちを一生懸命言葉で表現してくれる子どもたち。
プロの演奏家であるみんことアーティストたちの演奏が、子どもたちのこころをつかんでいきます。
演奏の合間にはギャリーが楽器について、子どもたちにさまざまな質問をしていきます。
「フルートは何でできてる?木?金属?銀?…お金?」
みんなの元気な返答と笑い声が会場いっぱいに響き渡ります。
「ベートーヴェン交響曲第5番「運命」より 第1楽章」の演奏では、子どもたちから「あ、知ってるー!」の声も。曲に合わせて頭を振りながら、一緒にリズムを取っているお友だちの姿もありました。
コンサート中盤に演奏されたリクエスト曲では、その馴染みのある音色に会場全体が大合唱!
続いての曲でも子どもたちの元気な歌声が会場に広がりました。
子どもたちの多彩な自己表現が見られました
終盤に入ると、チェロのひろゆきおにいさんが編曲したアレンジ曲「MOMIJI」の演奏に、先ほどまでの明るい雰囲気が一転。子どもたちの表情が真剣に。
演奏途中で自然に始まった手拍子に合わせながら、少し悲しげなメロディーにしっとりと聞き入っている様子でした。
最後は子どもたちみんなが手拍子に強弱をつけながら演奏に参加。
身を乗り出して手をたたいたり、足でリズムを刻んだり、会場の熱気は最高潮に!
「アンコール!アンコール!」の声が鳴り止まず、「『カルメン』より闘牛士の歌」やリクエスト曲を再度演奏し、子どもたちに生の音楽の体験をたっぷり味わってもらいながら、コンサートは終了しました。
演奏が終わって子どもたちから「楽しかった!」「ありがとう」という声をたくさんいただきました。
中野区立南台小学校のみなさまそして南中野地域の保育園8園の年長さん、ありがとうございました。
今回訪問したアーティスト
フルート:えりおねえさん(香川 恵理)
ヴァイオリン:はるなおねえさん(須藤 はるな)
ヴィオラ:ゆうきおにいさん(小倉 勇樹)
チェロ:ひろゆきおにいさん(ヨコミゾヒロユキ)
司会:ギャリー (上尾 和音)
このコンサートを担当したのは…
岡田 恵美(おかだ えみ)
洗足学園音楽大学ミュージカルコース出身で普段は演劇をしています。
学校に行って、演劇のワークショップをすることもあります。
好きなことは本を読むことと散歩です。ふと歌っている時もあります!
全国の子どもたちにコンサートをお届けできるようにサポートいたします!
みんなのことばは、プロの音楽家とともに、参加型クラシックプログラムを通して子どもの心を育てる活動をするNPO法人です。
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