新田保育園で子ども向けコンサート(東京都足立区)

耳、目、心で感じる本物の体験

2月24日(金)は、足立区の新田保育園におうががいしました。

新田保育園に「みんなのコンサート」をお届けするのは、昨年に続いて今回が2回目。

昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響でコンサートを3回に分け、1回のコンサート参加園児数を少人数にして開催しましたが、今年はみんなそろっての音楽の体験です。

ホールに集まった園児さんたちは「どんなドレスを着ているかなあ」、「楽しみだねー」とお友だちとおしゃべりをしながら、ワクワクした表情でコンサートがはじまるのを待っています。

そして司会のまりかおねえさんがみんなの前に立つと会場の雰囲気が一気に盛り上がり、続けて登場したアーティストたちに子どもたちから「かわいー」、「カッコいいー」の熱い声援が。

中には指差しながらアーティストたちの名前を確認しているお友だちもいました。

みんことの演奏に対する新田保育園の子どもたちの反応はとってもさまざま。

指揮者のマネをしながら聞いたり、モーツァルトのメロディーに膝立ちをして耳を傾けたり、そしてパワフルにベートーヴェンの「運命」を演奏するアーティストたちを瞬きもせず食い入るように見つめたり。

みんな自分なりの音楽の楽しみ方を見せてくれました。

楽器の紹介では、まりかおねえさんの問いかけに子どもたちが元気よく答えてくれます。

「フルートは銀でできているんだよ」

「えー?」

「ヴァイオリンとヴィオラは何が違った?」

「たかいおとと、ひくいおと!」

子どもたちのしっかりとしたコミュニケーション力が印象的でした。

久しぶりにみんなで味わう音楽の喜び

コンサート後半は、子どもたちにおなじみの曲が演奏されました。

みんな声を合わせて歌いながらニコニコの笑顔。

最後の曲では手拍子も起こり、大きな声で大合唱。

子どもたちの笑顔と歌声が会場に鳴り響きました。

「みんなとっても楽しみにしてたんです。昨年のコンサートが楽しかったことを覚えている子どももたくさんいました。久しぶりにみんなで一緒に集まり、音楽を聴くことができました」とコンサート終了後に先生がお話しくださいました。

「子どもたちには本物を、良き文化を」という創設者の先生のお言葉を今でも大事に受け継いでいらっしゃる新田保育園。

新田保育園のみなさま、ありがとうございました。

今回訪問したアーティスト

園長の大西先生、主任の斉藤先生(中央)、そして創立者の先生のお写真とともに

フルート:ゆかおねえさん(泉野 有香)
ヴァイオリン:まりえおねえさん(森澤 麻里江)
ヴィオラ:ゆうきおにいさん(小倉 勇樹)
チェロ:ひろゆきおにいさん(ヨコミゾヒロユキ)
司会:まりかおねえさん(多田 真理馨)

このコンサートを担当したのは…

髙山 和己(たかやま かずみ) 
2022年にみんこと事務局に加わりました。前職は高校の音楽の先生。
子どもたちが自由に音楽を楽しみ、思うがままの反応ができる「みんなのコンサート」を、たくさんの子どもたちに体験してほしい!
打楽器や作編曲を専門に、自身も音楽活動を行っています。

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