笑顔あふれる音楽の体験
2月16日は中野区立啓明小学校にうかがいました。
みんことが中野区立啓明小学校に「みんなのコンサート」をお届けするのは、今回がはじめて。
2022年度より中野区がおこなっている小・中学校における体験活動の充実を図る支援を活用して、今回お招きいただきました。
そして当日は1〜3年生と4〜6年生の2回に分けて、コンサートを開催いたしました。
前半のコンサートに集まってくれたのは、元気いっぱいな1〜3年生の子どもたち。
コンサート冒頭から、司会のギャリーの軽快なおしゃべりに、さまざまな反応を見せてくれます。
コンサートを全身で楽しんでくれる子どもたちは、演奏曲や楽器を紹介する場面で「知ってる!」「聞いたことある!」と、大きな声で自分の思いを伝えてくれます。
ベートーヴェンの「運命」では、「お!」「やったー」などの声も聞かれ、みんなが演奏を楽しみにしている気持ちが伝わってきました。
そして、演奏が終わるたびに子どもたちから「ブラボー!」の熱い声援が沸き起こり、アーティストたちも笑顔に。
授業で習った曲の演奏では子どもたちの合唱となり、みんなの生き生きとした歌声が会場いっぱいに広がりました。
目と耳と心でしっかりと感じる音楽
4〜6年生の子どもたちは生の演奏はもちろんアーティストたちのパフォーマンスに心を奪われているようでした。
中には身を乗り出し、演奏を食い入るように見ているお友だちも。
子どもたちが拍手で演奏に参加する「ラデツキー行進曲」では、たたく手にしっかりと強弱をつけて、アーティストとの共演を楽しんでくれました。
そして今回のコンサートでは、学校からのサプライズとして、音楽専科の知念先生にもお歌でご登場いただきました。
音楽の授業ではなかなか聴くことのない先生のソプラノの歌声に、子どもたちは驚いた様子も。
バリトン歌手でもある司会のギャリーとともに、素敵な歌をご披露いただきました。
「演奏が始まると、いつもの体育館とは思えないまったく違った雰囲気に変わり、びっくりしました。子どもたちも笑顔で、とても楽しんだと思います」
コンサート終了後にそう語ってくださったのは、校長の遠藤先生。
子どもたちからは「手をたたきすぎて、痛くなっちゃった!」「フルートとピアノを習っているので、とても楽しかった」など、温かいメッセージをいただきました。
中野区立啓明小学校の先生方、児童のみなさん、ありがとうございました。
今回訪問したアーティスト
フルート:ゆかおねえさん(泉野 有香)
ヴァイオリン:はるなおねえさん(須藤 はるな)
ヴィオラ:ゆうきおにいさん(小倉 勇樹)
チェロ:ひろゆきおにいさん(ヨコミゾヒロユキ)
司会:ギャリー (上尾 和音)
みんなのことばは、プロの音楽家とともに、参加型クラシックプログラムを通して子どもの心を育てる活動をするNPO法人です。
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