貫井第二保育園で子ども向けコンサート（東京都練馬区）

笑顔いっぱい、元気なコンサートになりました

2011年3月24日（木）、東京都練馬区の貫井第二保育園へコンサートをお届けしました。

3月11日の東北関東大震災をこの保育園でみんなで経験したばかりの子どもたち。この日は、演奏者が到着する直前に少し大きな余震があり、到着したときは、みんなで防災ずきんをかぶって大きな教室の真ん中に集まって避難中でした。

そんな中でのコンサート。さっきまでの地震の緊張が一気にふきとんでしまうような、とても大きな声でご挨拶をしてくれました！

知っている曲があると、すぐに一緒に歌ってくれたり、みんなの元気な笑顔や拍手があったおかげで、演奏者のおにいさん、おねえさんもとてもニコニコ。先生たちもニコニコ。とても笑顔いっぱい。元気なコンサートになりました。

途中の合唱は、みんなの大好きな「ともだちさんか」。

東北でがんばっているお友だちに届くように、想いを込めて、大きな声で歌いました。

♪そらにはおひさま　あしもとにちきゅう　みんなみんなあつまれ　みんなでうたえ　（ともだちさんかより）

最後は、「ラデツキー行進曲」にあわせて、みんなで合奏です。年長さんはカスタネットと鈴、ほかのお友だちは手拍子で参加しました。小さな1歳児のお友だちが立ち上がってしまうほど、みんなノリノリ！とても楽しい合奏になりました。

終了後は、演奏者も一緒に給食をいただきました。先生たちからは、「こんな体験をさせてもらえて、本当に嬉しい」「子どもたちのキラキラした目に感動しました」など、たくさんの感想を聞かせてくださいました。

また、ご担当いただいた先生から嬉しいメールをいただきましたので、紹介させていただきます。

渡邊さんを始め、『みんなのことば』の活動に賛同する素晴らしい演奏者の皆様の温かい演奏、素晴らしい表現力に、子ども達、職員皆が幸せな一時を過ごさせて頂きました。演奏者の皆さんにも美味しい給食も楽しんで頂き良かったです。年長児の絵と手紙、保護者の感想など後日送らせて頂きます。子ども達が家庭に帰って話した感想から、大きな反響を感じました。保護者の方々が「こんな時だからこそ尚更、子ども達が素敵な演奏を聞けて良かった」と喜んで下さいました。また、涙を浮かべ聞き入る職員の姿に改めて感性豊かで温かい仲間がいると実感しました。人々の心に響く演奏をこれからも続けて下さいね。今後とも宜しくお願いいたします。

貫井第二保育園のみなさん、先生、このような時だからこそ私たち自身も大きな音楽の力を感じることができ、たくさん元気をいただきました。本当にありがとうございました！

[ アーティストについて ]

フルート　：　菊池 洋子

ヴァイオリン　：　石井 啓太

ヴィオラ　：　高橋 奨

チェロ　：　西牧 佳奈子