横山台こども園で子ども向けコンサート(神奈川県相模原市)

11月24日(木)は横山台こども園に「みんなのコンサート」をお届けしました。

毎年この時期に観劇会を行っている、横山台子ども園。

最近は新型コロナの影響もあり、人形劇などを開催されていたそうですが、「子どもたちに生の楽器や演奏の迫力、響き、そして空気感に触れてほしい」と、今回、みんことを呼んでくださいました。

感染症対策のため、野外での実施も検討していましたが、当日は十分な換気を行いながら遊戯室でコンサートを開催しました。

ワクワクした気持ちで迎えるコンサート

「今日は音楽会だよー!」

朝、つぎつぎに登園してくる子どもたちに、これから行われるコンサートのことを先生方が知らせます。

そんな先生からの声かけに、子どもたちは満面の笑み。

園児のみなさんが私たちみんことのコンサートを楽しみにしてくださっている様子が伝わります。

でも会場に入ってくる子どもたちは元気いっぱいながら、ちょっぴり緊張気味。

お友だちと話しながら、そして先生に手を引かれながら床に座っていきます。

そこへ司会のギャリーが登場すると、その愉快な語り口に、子どもたちはあっという間に「みんなのコンサート」の世界へ!

そして会場の遊戯室の扉からカラフルなドレスに身を包んだおねえさんたち、そして黒いジャケットを羽織ったおにいさんたちが入場してくると、子どもたちから「おぉー!」という声が。

会場が一気に盛り上がります。

五感を使った音楽体験を満喫

そんな熱気あふれる会場に、チェロのひろゆきおにいさんの合図で最初の一音目が響いた瞬間、子どもたちはスッと静かに。

新鮮な音の響きに自然と集中力を高め、フルートを見たり、チェロを見たりと4つの楽器をキョロキョロしながらもみんな音楽に聞き入ります。

それはまるでメロディーの中から楽器の音を聴き分ける“宝探し”にも似た、ライブの「聴く」体験。「みんなのコンサート」ならではの音楽を通じた本物の体験です。

その後「ピチカートポルカ」の演奏が始まると、弦楽器のピチカートの細かい動作やアーティストの息遣いにじっと見入る子どもたち。

お馴染みの「きらきら星」では、自然とみんなで歌を口ずさんでくれました。

今回のコンサートは、クリスマスイブのちょうど1か月前ということで、ひろゆきおにいさんアレンジの「赤鼻のトナカイ」も演奏され、声楽家でもある司会のギャリーが演奏に合わせて熱唱。

子どもたちは少しびっくりしながらも、近くで見て、感じる、その豊かな歌声を楽しんでくれたようです。

最後は園児のみなさんで拍手を楽器にして演奏に参加をしてくれた「ラデツキー行進曲」。

アーティストたちが子ども一人ひとりと目を合わせてコミュニケーションを取り、「ありがとう!」とアイコンタクトで返します。

観客席の最前列では、アーティストたちを順番に指差しながら指揮の真似をしたり、自分から手拍子をして音楽に乗っている子どもさんも。

そして、生の音楽の魅力を存分に楽しみながら、熱気も冷めやらないうちにコンサートは幕を閉じました。

コンサート終了後、先生方から「司会がいるコンサートは新鮮だった!」「普通のコンサートとは違う!とっても楽しかった」とのお声をいただきました。

元気な子どもたちのおかげで、演奏しているみんことアーティストはもちろんスタッフも盛り上がった今回のコンサート。

横山台こども園のみなさま、ありがとうございました。

今回訪問したアーティスト

フルート:かなこおねえさん(谷田 圭菜好)
ヴァイオリン:きょうこおねえさん(中村 響子)
ヴィオラ:ゆうきおにいさん(小倉 勇樹)
チェロ:ひろゆきおにいさん(ヨコミゾヒロユキ)
司会:ギャリー (上尾 和音)

このコンサートを担当したのは…

髙山 和己(たかやま かずみ) 
2022年にみんこと事務局に加わりました。前職は高校の音楽の先生。
子どもたちが自由に音楽を楽しみ、思うがままの反応ができる「みんなのコンサート」を、たくさんの子どもたちに体験してほしい!
打楽器や作編曲を専門に、自身も音楽活動を行っています。

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