年齢によって異なる子どもたちの反応
2月24日(木)は、足立区の新田保育園にコンサートをお届けしました。
もともとは昨年度に予定されていたコンサート。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、残念ながら直前で中止になってしまいました。今回は、0・1歳クラス、2・3歳クラス、4・5歳クラスに分かれ、念願の開催となりました。
「はるまつり くらしっくこんさーと」と題し、看板や花飾りで会場の準備は万端。子どもたちもリハーサルの時から、今か今かと部屋の外で待ち望んでいる様子でした。
最初の参加は0・1歳の乳児さんたち。立ち上がって身体を揺らす子や、びっくりして泣き出してしまう子、先生に抱っこされながらじーっと見つめる子などその反応はさまざまです。
次に参加した2・3歳クラスの子どもたちは、先生方も「こんなに笑ったり表情豊かになるの?!」と驚くほど全身で音楽を楽しんでくれていました。
最後は4・5歳のおねえさん・おにいさんたち。もうすぐ小学校に上がる年長さんたちもいるためか、笑うときは思いっきり笑い、集中するときはグッと注目したりと、メリハリをもってコンサートを楽しんでいました。
「こどもには ほんものを よきぶんかを」
音楽でいろいろな気持ちを感じてくれた子どもたち。
コンサートの途中、年長さんから「なんで声も出さないのにぴったり合うの?」という問いかけがありました。ちょうど年長さんたちは卒園式に向けてみんなで声を合わせる練習をしているそうです。「せーの」のかけ声もないのに音楽がぴったり合うことに興味をもってくれたようです。おねえさん・おにいさんたちのパフォーマンスがヒントになってくれたらうれしいですね!
コンサート後には園長先生からのお話がありました。新田保育園では、創設者の先生のお言葉『こどもには ほんものを よきぶんかを』を大切にしているそうです。まさに「心と感性を育てる“本物の体験”を、すべての子どもたちへ」というみんなのことばの活動理念に重なる言葉です。同じ思いをもつ園でコンサートをお届けできたことに、うれしさと感謝の気持ちでいっぱいです。
新田保育園の皆さん、ありがとうございました!またお会いしましょう♪
今回訪問したアーティスト
フルート:かなこおねえさん(谷田 圭菜好)
ヴァイオリン:はるなおねえさん(須藤 はるな)
ヴィオラ:ゆうきおにいさん(小倉 勇樹)
チェロ:ひろゆきおにいさん(ヨコミゾヒロユキ)
司会・うた:ギャリー(上尾 和音)
みんなのことばは、プロの音楽家とともに、参加型クラシックプログラムを通して子どもの心を育てる活動をするNPO法人です。
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