言問幼稚園で親子コンサート(東京都墨田区)

心と感性の育ちを実感

7月1日(金)は言問幼稚園にコンサートをお届けしました。

昨年度より、正課プログラム音楽体験教室「おとあそび」「みんなのコンサート」を実施されている言問幼稚園。

日々の保育のなかで、音楽を使った“本物の体験”を定期的にすることで、「子どもたちが自由な反応を見せてくれるようになった」と、園児さんたちの心と感性の育ちを実感されていらっしゃいます。

今回は、そんな音楽体験を地域の未就園児とそのご家族の方々にも楽しんでもらいたいと、親子を対象にした「みんなのコンサート」をご依頼くださいました。

当日は公演を2回に分け、アーティストと子どもたちとの距離を十分に確保、また、ご参加いただいた皆さまにはグループごとに間隔を空けていただくなどの感染症対策をしっかりと取った上で、コンサートを開催いたしました。

親子コンサートの魅力がたっぷり

前半の公演に集まってくださったのは、就園前の子どもたちとご家族。

最初は「これから何が始まるんだろう?」と、ドキドキ、キョロキョロ、ワクワクした表情の子どもたちでしたが、アーティストたちが登場し、1曲目の「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」を演奏しはじめると、目をまんまるにして、その豊かな響きに聞き入ります。

そして、おねえさん、おにいさんのにこやかな表情とアイコンタクトでのコミュニケーションに、会場の雰囲気は和やかに。

そんな様子を、子どもと一緒に参加されたご家族の方々は嬉しそうに見守ります。

小さなお子さまたちがお母さん、お父さんの膝の上に座ったり、肩を寄せ合いながら音楽を楽しむ光景は、親子コンサートならでは。

とっても静かな音色が特徴の弦楽器のピチカートでは、「小さい音だね」「すごく小さいけど、聴こえるよ」と、ご家族の方と声も小さくして会話を交わす場面もありました。

音楽に合わせて足踏みがはじまったのは、子どもたちの大好きなリズムが楽しい楽曲。

「音と一緒に身体を動かすのは楽しい!」ということを、会場が一体となって表現してくれました。

集中して楽しむ音楽体験

年長さんとそのご家族が参加した後半の公演。

普段から正課プログラム「おとあそび」でたくさん音楽に親しんでいる年長さんたちにとって、楽器の名前を当てるのはとっても簡単!

「フルート!」「ヴァイオリン!」とスラスラ出てきます。

そして、司会のギャリーと対話をしながら、音楽に対して感じた気持ちも声に出して表現してくれました。

最後の「ラデツキー行進曲」では、みんなで手拍子で演奏に参加。

強弱をつけながらハイタッチもして、演奏を楽しみました。

コンサート終了後に、「うちの子がこんなに集中できたのは、はじめてです!」という、嬉しいお言葉をいただきました。

子どもたちが最後まで集中して音楽を楽しむことができる「みんなのコンサート」の魅力を十分に感じていただけた、今回のコンサート。

言問幼稚園そして近隣の皆さま、ありがとうございました。

今回訪問したアーティスト

フルート:ようこおねえさん(菊池 洋子)
ヴァイオリン:はるなおねえさん(須藤 はるな)
ヴィオラ:ゆうきおにいさん(小倉 勇樹)
チェロ:あゆみおねえさん(末永 亜裕美)
司会:ギャリー(上尾 和音)

このコンサートを担当したのは…

髙山 和己(たかやま かずみ) 
2022年にみんこと事務局に加わりました。前職は高校の音楽の先生。
子どもたちが自由に音楽を楽しみ、思うがままの反応ができる「みんなのコンサート」を、たくさんの子どもたちに体験してほしい!
打楽器や作編曲を専門に、自身も音楽活動を行っています。

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