2023年8月27日(日)神田神保町にあるスペース「優美堂」にて、みんこと 小さな音楽会シリーズVol.1「チェロコンサート&セロ弾きのゴーシュ」を開催しました。
「みんこと小さな音楽会シリーズ」とは…?
小さな場所で、小さな編成を、少ない人数で楽しむ音楽会シリーズです。より近くで、目で見て、肌で音の振動を感じ、心の動く体験を。親子でも、おひとりでも。お気軽にご参加いただけます。
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畳で楽しむ小さな音楽会
「優美堂」は、もともと額職人さんのアトリエとして80年以上前に作られた建物です。現在はボランティアの手によってリノベーションされ、地域のコミュニティスペースやカフェとして営業をしています。
今回は、畳のコミュニティスペースを活用して、より身近に音楽を楽しめる「小さな音楽会」としてコンサートを開催しました。
語りと演奏で楽しむ「セロ弾きのゴーシュ」
出演は、ひろゆきおにいさんとして、子どもにも大人気のチェリスト/NPOみんなのことばアートマネージャーのヨコミゾヒロユキ。そして、司会・うたのまりかおねえさんとして活躍する、多田真理馨のふたりのアーティストです。
コンサートは、バッハの「無伴奏チェロ組曲」で静かに始まりました。
まりかおねえさんが登場して、いよいよ「セロ弾きのゴーシュ」のスタートです。
この「セロ弾きのゴーシュ」では、宮沢賢治のものがたりにあわせて、ひろゆきおにいさんオリジナルで曲を挿入し、まりかおねえさんが語りを担当。多彩に声色を変えて、さまざまな動物がチェロを弾くゴーシュに会いに来るシーンが再現されます。
たぬきが登場し、棒でセロ(チェロ)をたたくシーンでは…
実際にそのシーンが再現されました。
“印度(インド)の虎狩(とらがり)”(※原作)ならぬ、“スペインの荒くれもの”として演奏されたカサドの「無伴奏チェロ組曲」では、小さなお子さんも思わず身体を動かして演奏を楽しむほど、魅力的な物語と音楽に会場全体が引き込まれていきました。
物語の終了後には、先月に岩手県花巻市の宮沢賢治記念館を訪ねたというひろゆきおにいさんのお話、そして宮沢賢治が作詞作曲した「星めぐりの歌」を、チェロ伴奏&まりかおねえさんの歌で演奏。大きな拍手でコンサートは終了しました。
終了後には、ひろゆきおにいさん&まりかおねえさんと写真を撮ったり、カフェ営業が始まった優美堂にて、ランチやかき氷を楽しむお客様の姿も見られました。
嬉しい感想が届きました
コンサートのアンケートに寄せられたお声を一部ご紹介します!
セロ弾きのゴーシュの物語と、生のチェロの演奏がとても美しかったです。風景の描写が鮮明になって物語の中にいるような気持ちになりました!
とても素敵なコンサートでした。チェロの音と素敵な語りに癒され、穏やかな時間を過ごさせて頂きました。
ご参加いただいた皆さま、優美堂の皆さま、そして助成いただいた端数倶楽部の皆さま、ありがとうございました!
参加したアーティスト
みんなのことばは、プロの音楽家とともに、参加型クラシックプログラムを通して子どもの心を育てる活動をするNPO法人です。
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電話:03-3770-4266(平日10:00~18:00)