東京都立小金井特別支援学校でコンサート(東京都小金井市)

文化庁「文化芸術による子供育成推進事業/芸術家の派遣事業・ユニバーサル公演事業」を活用して、10月2日・20日・23日に東京都立小金井特別支援学校へ「みんなのコンサート」をお届けしました。

▼「みんなのコンサート」について詳しくはこちら

2日は「芸術家の派遣事業」を活用し、小学部1〜3年生を対象に40分のプログラム。20日は「ユニバーサル公演事業」を活用し、中学部1年生を対象に50分のプログラム。23日は「芸術家派遣事業」を活用し、小学部4〜6年生を対象に50分のプログラム。2つの事業を活用し、3日間で全3公演をお届けしました。

聴いて、見て、自由に楽しむコンサート


1曲目の「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」から児童・生徒の皆さんは心を躍らせ、身を躍らせて「楽しかった!」「ドキドキした!」と笑顔で感じたことを伝えてくれました。

ひとつひとつの楽器の音や音がでる仕組み、楽器の解説に耳を傾け、目を輝かせてアーティストひとりひとりに拍手を送ってくれました。

会場の雰囲気は一変、張り詰めた空気から演奏が始まったベートーヴェン 「交響曲第5番【運命】」より第1楽章。

鬼気迫る音、表現に子どもたちは自然と前のめりに。

ハーモニーの響きや解説に出てきたベートーヴェンの苦悩、作曲家からのメッセージを心いっぱいに受け止めてくれました。

「ユーモレスク」ではヴァイオリンの調べにじっくりと耳を傾け、うっとりするほど聴き惚れるみなさん。

美しいパフォーマンスにたくさんの拍手とブラボーがおくられました。

ギャリーが歌う声楽曲、小学部の皆さんにはドン・ジョヴァンニのセレナーデ「窓辺においで」。

自分もオペラ歌手になったかのように、身振り手振りをしながら楽しんでくれました。

中学部の皆さんにはシューベルト「魔王」。

1人の声で複数の登場人物を歌い分け、カルテットとともに紡ぐ音楽に、生徒の皆さんは息を呑み、曲の世界観が会場全体を包みました。

楽しく学んで体験するプログラム

プロの声楽家による発声のワークショップでは、全身を使い歌声を響かせるコツを学びます。

児童・生徒の皆さんはのびのびと体育館に声を響かせました。普段児童生徒の皆さんが慣れ親しんでいる曲も演奏し、会場の熱気も高まります。

指揮者体験では指揮法を学び、個性あふれる演奏を披露しました。

素敵な指揮に会場からはブラボーと拍手の大歓声がおくられました。

指揮をした2人の生徒さんが抱き合う姿に、アーティストが心を打たれる場面もありました。

音楽で心を通わせる充実の時間。

「ラデツキー行進曲」は手拍子でカルテットと共演し、アンコールまで笑顔が溢れるコンサートとなりました。

東京都立小金井特別支援学校の皆さん、ありがとうございました!

参加したアーティスト 

10月2日(月)23(月)小学部

フルート 香川 恵理

ヴァイオリン 須藤はるな

ヴィオラ 小倉勇樹

チェロ ヨコミゾヒロユキ

司会・うた ギャリー(上尾和音)

10月20日(金)中学部

フルート 香川恵理

ヴァイオリン 中村響子

ヴィオラ 小倉勇樹

チェロ ヨコミゾヒロユキ

司会・うた 上尾和音

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