言問幼稚園で親子コンサート(東京都墨田区)

はじめて体験する「みんなのコンサート」

12月20日は言問幼稚園にコンサートをお届けしました。

正課プログラム音楽体験教室「おとあそび」ミニコンサート「おんがくかい」を取り入れている言問幼稚園。

今回のコンサートは、はじめての親子向け「みんなのコンサート」として、来年から「おとあそび」に参加する園児さんとそのご家族の方々にご参加いただきました。

当日は公演をクラスごとに分け、アーティストと子どもたちとの距離を十分に確保、また、ご家族ごとに間隔を空けて座っていただくなどの感染症対策をしっかりと取った上で、コンサートをおこないました。

青空が広がったコンサート当日。

「こちらにどうぞ〜」。

先生方の誘導とともに、年少さんたちとご家族の方々が会場に次々と集まります。

「これから何がはじまるのだろう?」と、少し緊張気味な子どもたち。

でも司会のギャリーが登場して軽快なトークを始めると会場の空気がパッと変わり、ワクワクした空気が広がり始めます。

「『みんなのコンサート』には3つのお約束があります。それは耳、目、心で聞いてほしいということ。そして、演奏の途中で踊り出してもOK!気持ちがよければ寝てしまってもOK!自由に感じたままを表現してOKですよ!」。

ギャリーの楽しい語り口に園児さんたちからは笑いが湧き起こります。

続けてコンサート最初の曲「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の演奏がはじまると、その美しい音色が子どもたちを一気にクラシックの世界に!

演奏の合間にはわかりやすく、愉しい楽器紹介が会場を盛り上げます。

「ヴァイオリンは何からできてる?」

「わからなーい!木?」

「フルートはどう?」

「ぎん?きれい!」

園児さんたちが、大きな声でギャリーとのやり取りを楽しみます。

感じたままを素直に表現してくれる子どもたち

「ハンガリー舞曲 第5番」の演奏では子どもたちから「速い!」「刺さりそう!」など、感じた気持ちが言葉で飛び出す場面も。

そして、子どもたちにおなじみの曲では、ひとりの園児さんが手拍子を始めると、参加者みなさんでの拍手へと変わり、会場全体がひとつになりました。

最後は園児さんとご家族の方々みなさんで「ラデツキー行進曲」の演奏に拍手で参加。

両手を大きく広げてパチパチと手をたたいたり、膝立ちしながら体でリズムを刻んだり、拍手に強弱をつけながらアーティストとの共演を楽しみました。

来年からはじまる「おとあそび」に向けて、年少さんに音楽を通した体験を楽しんでいただいた今回のコンサート。

言問幼稚園年少のみなさん、そしてご家族の方々、ありがとうございました。

今回訪問したアーティスト

フルート:ようこおねえさん(菊池 洋子)
ヴァイオリン:はるなおねえさん(須藤 はるな)
ヴィオラ:ゆうきおにいさん(小倉 勇樹)
チェロ: あゆみおねえさん(末永 亜裕美)
司会:ギャリー (上尾 和音)

このコンサートを担当したのは…

髙山 和己(たかやま かずみ) 
2022年にみんこと事務局に加わりました。前職は高校の音楽の先生。
子どもたちが自由に音楽を楽しみ、思うがままの反応ができる「みんなのコンサート」を、たくさんの子どもたちに体験してほしい!
打楽器や作編曲を専門に、自身も音楽活動を行っています。

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