都立水元小合学園でコンサート(1)肢体不自由教育部門（東京都葛飾区）

文化庁「文化芸術による子供育成推進事業／芸術家の派遣事業」を活用して、7月5日・12日・19日の3日間、東京都立水元小合学園へ「みんなのコンサート」をお届けしました。

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1日3公演を3日間、また、肢体不自由教育部門を7回と就業技術科を2回に分け、全9公演のコンサートを開催しました。

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1公演目は音楽室、2公演目以降は体育館を利用しました。児童や生徒の皆さんが慣れ親しんでいる空間が会場となることで、リラックスしてコンサートを楽しむことができます。

音楽の多様性に触れる45分間のコンサート

コンサートを楽しみにしていた児童・生徒の皆さん。いつも学校生活を送っている空間にアーティストが登場すると、期待の眼差しを向けてくれます。

「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の演奏に自然と笑顔になる子どもたち。その反応に先生方も笑顔になります。

「運命」の力強い演奏、「ユーモレスク」の叙情的なメロディー、「ドン・ジョヴァンニ」「魔王」の歌声…それぞれの曲に込められたメッセージと音色。それぞれの感性でキャッチし、声、表情、動き、拍手で心に感じた思いを表してくれます。

3週に渡り同じ曜日、同じ時間に開催したことで、1週目、2週目に参加したクラスの生徒さんが3週目も参加し、より理解を深めることができました。

声楽レクチャーでは浅い息と深い息で音が異なることを体感し、アーティストの演奏に合わせ校歌を伸びやかに歌いました。

指揮者体験でも個性が光ります。

アーティストそれぞれの目を見て指揮を振ったり、弓の動きに釘付けだったり、自分の指揮でアーティストが音を出すことが嬉しくて笑いだしたり。

体験した児童・生徒の皆さんは「楽しかった」「嬉しかった」「自分の指揮で演奏が変わるのが面白かった」と表現することを心から楽しんでくれました！

コンサートの締めくくり「ラデツキー行進曲」でも五感をたくさん使って、手拍子で一緒に演奏を楽しみました。

児童・生徒の皆さんとアーティスト、先生方が音楽を心から楽しむひととき。会場には笑顔が溢れるコンサートとなりました。

東京都立水元小合学園の皆さん、ありがとうございました。

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