ピノキオ幼児舎井荻保育園で子ども向けコンサート(東京都杉並区)

8月28日はピノキオ幼児舎井荻保育園に「みんなのコンサート」をお届けしました。

▼子どものための参加型クラシックプログラム「みんなのコンサート」とは


ピノキオ幼児舎さんは東京都を中心に36園を展開されており、リトミックも保育プログラムに取り入れられていることから関心を寄せていただき、今回初めてご依頼をいただきました。

近隣の保育園と合同で、みんなでコンサート

コンサートには、近隣のピノキオ幼児舎井草保育園の園児さんを含む約100名の子どもたちと、30名ほどの先生方にご参加いただきました。もれ聞こえるリハーサルの音で、すでに心を躍らせていた園児の皆さん。コンサートへの大きな期待感を感じられる元気な呼び込みで、コンサートが始まりました。

1曲目のアイネ・クライネ・ナハトムジークが始まると、さっそく音の強弱に合わせたリアクションが見られました。音楽が静かになると、じっと聞き入る園児の皆さんの集中力の高さがうかがえます。

1曲目の演奏が終わると「ていねいに演奏してた!」という感想が飛び出しました。その後もさまざまな言葉で、また感受性豊かな感想の一言一言に、アーティストが驚かされました。

楽器の紹介では、楽器の大きさの違いだけではなく、色の違いも指摘する子、いつもは名前が忘れられがちなヴィオラの名前もバッチリ覚えている子、楽器が大きくなるにつれての音の変化を思い思いに口にする子など、園児の皆さんの積極的な姿勢に、とても活気あふれる時間が流れていました。

ゆうきおにいさんが弓の根元をゆるめ、馬のしっぽの毛をふわりと見せると、先生方からも「おおーっ!」という感嘆の声が上がりました。先生方にも子どもたちと同じように楽しんでいただけていることがわかる、嬉しい瞬間です!

その弓を置き、ピチカートポルカの演奏に備えるおにいさんおねえさん。まりかおねえさんが「どうやって演奏するの?」と問いかけると、子どもたちからは「手でやるんでしょー?」と、まるで知っていたかのような意見が出てきました。しかし実際に演奏してみると、楽しそうにピチカート奏法を真似するお子さんもいて、感じたことをすぐに体現できる子どもたちの様子が印象的でした。

自由な感性で、素直に表現する子どもたち

リクエストの大好きな曲では、子どもたちの大きく元気な歌声に会場が包まれました。

そして最後の「ラデツキー行進曲」では、強弱だけではなく、速さでまで曲に合わせた変化をつけて表現してくれるお子さんもいました。全体を通じて、自由な感性で感じたままを素直に表現しながら楽しんでいただくことができました。

また、公演にはピノキオ幼児舎さん本部のリトミック担当の先生が見学にいらっしゃいました。先生方からも「勉強になる楽しい公演でした!」と嬉しいご感想をいただくことができました。

ピノキオ幼児舎井荻保育園のみなさん、ありがとうございました!

参加したアーティスト


フルート

かなこおねえさん(谷田 圭菜好)
ヴァイオリンちほおねえさん(橋本 知歩)
ヴィオラゆうきおにいさん(小倉 勇樹)
チェロひろゆきおにいさん(ヨコミゾヒロユキ)
司会・うたまりかおねえさん(多田 真理馨)
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