富士ふたば幼稚園で子ども向けコンサート(静岡県富士市)

音楽を通じた心の交流

10月6日(木)は、富士ふたば幼稚園にうかがいました。

日々の保育の中で歌ったり、楽器に触れたりすることで、音楽の楽しさを通して子どもたちの心のつながりを大切にしている富士ふたば幼稚園。定期的にアーティストを招いてのコンサートも開催されています。

今回は、“本物の芸術体験”、“静かに聴きましょうのルールがない”という「みんなのコンサート」に魅力を感じていただき、みんことを選んでいただきました。

当日はあいにくの雨。肌寒い1日でしたが、コンサートを心待ちにしていた子どもたちの熱気であふれた会場で、感染症対策としても大切な換気を心がけ、最前列の子どもたちとアーティストの間は2m空けるなどして、コンサートを開催しました。

前半は4、5歳の園児さんが集まってのコンサート。

大きな拍手の中、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の演奏が始まります。

演奏の合間に「フルート知ってる?」という司会のまりかおねえさんの問いかけには、たくさんの園児さんが大きな声で答えてくれ、会場の雰囲気はどんどん和やかに。

その後演奏された「ハンガリー舞曲 第5番」では、曲のテンポや大きさに合わせて手をたたきながら笑ったり、ノリノリで楽しんでくれたり、演奏に目がくぎづけになる園児さんの姿も。

演奏後、まりかおねえさんさんが「どんなきもちになった?」と聞くと、「楽しい!」と、言葉で感じたことを表現してくれ、子どもたちが大好きな曲では、演奏に合わせて散歩をするように足踏みした音が、会場いっぱいに響き渡りました。

最後の演奏曲「ラデツキー行進曲」の紹介をまりかおねえさんがすると、子どもたちはとても残念そうな表情に。

でも、園児さんみんなで強くて大きい拍手で、楽しそうに演奏に参加してくれました。

演奏終了後には、「みんな楽器を弾きたくなった?」という園児さんへの園長先生の問いかけが、アーティストたちに向けての「何歳から楽器を始めた?」という質問コーナーに発展。会場が、子どもたちとの交流で沸き立ちました。

リラックスして楽しむコンサート

後半は富士ふたば幼稚園の園児さんと、隣りの子ども園の3歳児さんたちにお届けするコンサートです。

1曲目が始まると、「聞いたことある!」と大きな声で教えてくれた子どもたち。

その後演奏された「ハンガリー舞曲 第5番」では、音楽に合わせて体を前後に揺らしたり、強弱に合わせて体を動かしたりと、自分なりの楽しみ方をしている様子。

そしてまりかおねえさんが園児さんたちに「ヴィオラの弓は何からできてる?」と聞くと、「木!」と素早い返答が返ってきます。

そしてそのあと、ヴィオラのゆうきおにいさんが弓の持ち手と弾く部分を外して見せると、子どもたちは目をまんまるにして、その成り立ちに驚いていました。

みんなにお馴染みの曲では、リズムに合わせて園児さんみんなで大合唱。

最後の曲では、先生のおひざに座っている園児さんも、上手に手をたたいて演奏に参加してくれました。

すべてのコンサートが終了後、子どもたちがプラスチックの容器でヴァイオリンを作って見せてくれ、園児の皆さんが演奏を楽しんでくれたことを実感できた富士ふたば幼稚園での「みんなのコンサート」となりました。

富士ふたば幼稚園のみなさま、ありがとうございました。

今回訪問したアーティスト

園長先生、ご担当の先生と一緒に

フルート:かなこおねえさん(谷田 圭菜好)
ヴァイオリン:はるなおねえさん(須藤 はるな)
ヴィオラ:ゆうきおにいさん(小倉 勇樹)
チェロ:ひろゆきおにいさん(ヨコミゾヒロユキ)
司会:まりかおねえさん(多田 真理馨)

このコンサートを担当したのは…

岡田 恵美(おかだ えみ) 
洗足学園音楽大学ミュージカルコース出身で普段は演劇をしています。
学校に行って、演劇のワークショップをすることもあります。
好きなことは本を読むことと散歩です。ふと歌っている時もあります!
全国の子どもたちにコンサートをお届けできるようにサポートいたします!

参加型クラシックプログラムについて詳しく知りたい方は
幼稚園・保育園・親子イベントにコンサートを呼びたい方は

みんなのことばは、プロの音楽家とともに、参加型クラシックプログラムを通して子どもの心を育てる活動をするNPO法人です。

あなたのご寄付・ご支援によって、もっと多くの子どもに音楽が届きます

お問い合わせは

NPO法人みんなのことば
電話:03-3770-4266(平日10:00~18:00)

アイコンクリックしていただくと共有できます