江戸川区立小松川小学校でコンサート(東京都江戸川区)

文化庁「文化芸術による子供育成推進事業/芸術家の派遣事業」を活用して、9月29日に江戸川区立小松川小学校へ「みんなのコンサート」をお届けしました。

▼「みんなのコンサート」について詳しくはこちら

全校児童を対象に、低学年・中学年・高学年と2学年ごとに分けた3公演、45分のプログラムです。

心踊る、本物のコンサート

私たち「みんなのことば」がお送りするコンサートは“本物の体験”。クラシック音楽の素晴らしさや楽しさを目の前で感じ体験してもらうために、緻密なリハーサルを経て子どもたちの元へ届けられます。

1曲目は「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」。最初の一音が鳴り響くだけで子どもたちの心をつかむパフォーマンス。1年生から6年生まで、どの学年も一気に音楽の世界に引き込まれ、笑顔でコンサートがスタートします。

司会のギャリーによって、ベートーヴェンの人物像についてわかりやすい解説があることで、作曲家と楽曲への理解が深まり、より心に響く体験へと導かれます。

その解説を受けてから聴く「運命」は、アーティストのパフォーマンスによって、曲が持っているメッセージがより浮き彫りとなり、鮮烈に子どもたちの心に刺さる“本物の体験”となります。

「怒り」「憎しみ」「絶望」「葛藤」「奮起」さまざまな思いを感じ取った児童の皆さん。人生に待ち受ける壁に直面してもそれを乗り越え、自らの手で運命の扉を開いて突き進み、成長する心を学びます。

身近な音楽を、より身近に

「ユーモレスク」の演奏でヴァイオリンのソロにブラボーを送り、「ドン・ジョヴァンニ」のアリアではバリトンのソロにブラボーを送ったら、次にブラボーをもらうのは自分たち。

プロの声楽家から発声の基礎を学び、学校生活の中で一番身近にある校歌を、カルテットの演奏に合わせて伸びやかに歌います。

その演奏に、先生方からブラボーが送られ、児童の皆さんにも笑顔が広がりました。

指揮者体験では基本の指揮方を学びます。発声のワークショップで学んだ呼吸法と、コンサートを通して刺激された感性を最大限に使って、歌劇「カルメン」より「闘牛士の歌」の指揮に挑戦!

事前に決まっていた6名に加え、最終公演ではさらに2名の児童とお二人の先生方も指揮を振り、それぞれに個性が光る演奏を披露しました。

アンコール後もその熱気は収まることなく、教室の窓からブラボーがこだまし、学校を後にする私たちを校門まで見送りに出てきてくれました。

江戸川区立小松川小学校の皆さん、ありがとうございました。

参加したアーティスト

ご担当いただいた音楽専科の櫻木先生とともに

フルート

香川 恵理
ヴァイオリン須藤 はるな
ヴィオラ小倉 勇樹
チェロヨコミゾヒロユキ
司会ギャリー(上尾 和音)
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NPO法人みんなのことば
電話:03-3770-4266(平日10:00~18:00)

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