「おんがくねずみ ジェラルディン」|感性を育む絵本たち

想像力のある心のために

家時間が増えた今日この頃。

子どもと一緒に過ごす時間も、以前よりずっと多くなった気がします。

そんな時間を豊かに過ごすために、子どもと一緒に絵本を読んでみては。

想像の世界を広げ、感性豊かにしてくれる絵本。

このコラム「シリーズ 感性を育む絵本たち」では、毎回、音楽にまつわるお話を中心に、親子で、そして園の先生たちと一緒に楽しめる絵本を紹介しています。

おんがくねずみ ジェラルディン

おんがくねずみ ジェラルディン
はじめて おんがくを きいた ねずみの はなし

作:レオ=レオニ
訳:谷川俊太郎
出版社:好学社
価格:1529円(税込)

音楽は古代から人々の生活の一部

祭りや儀式には踊りや楽器の演奏や歌があり、その表現は人の持つさまざまな感情を映し出す、人間にとって無くてはならないものでした。

おんがくねずみ ジェラルディン」は、そんな音楽の大切さを思い出させてくれる一冊。

ある日、音楽を聞いたことのないジェラルディンが、台所の片隅に大きなパルメザンチーズを見つけます。

仲間と分かち合いながらそのチーズをかじっていくと、あら不思議、チーズの中からフルートを持つねずみの姿が現れ、毎夜、美しい音色のフルートを奏でてくれるではなないですか。

でも、お腹の空いた仲間たちはそのチーズを食べたがります。

さあ、ジェラルディンはどうするのでしょう?

新型コロナで音楽をはじめとする文化芸術を取り巻く環境が大きく変わった今、子どもと一緒にこの本を読みながら、芸術そして音楽の意味を考えてみてはいかがでしょうか?

この記事を書いたのは…

パイプ なこ 
モノづくりを軸に、編集・ライターの仕事をしています。
音楽を通して子どもたちが自由に表現できる世界が広がって欲しい!という思いで、2022年からみんことの仲間になりました。
いつもイギリス人の夫・息子と一緒に、音楽、写真、イラストなどなどを楽しんでいます。

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