イツァーク ヴァイオリンを愛した少年|感性を育む絵本たち

想像力のある心のために

家時間が増えた今日この頃。

子どもと一緒に過ごす時間も、以前よりずっと多くなった気がします。

そんな時間を豊かに過ごすために、子どもと一緒に絵本を読んでみては。

想像の世界を広げ、感性を豊かにしてくれる絵本。

このコラム「シリーズ 感性を育む絵本たち」では、毎回、音楽にまつわるお話を中心に、親子で、そして園の先生たちと一緒に楽しめる絵本を紹介しています。

イツァーク ヴァイオリンを愛した少年

イツァーク
ヴァイオリンを愛した少年

文:トレーシー・ニューマン
絵:アビゲイル・ハルピン
訳:廣津留すみれ
出版社:音楽之友社
価格:1800円+税

世界で最も有名なヴァイオリニストのひとり、イツァーク・パールマンをご存じですか?

彼はイスラエルに生まれ、3歳でヴァイオリンに目覚めますが、4歳のときにポリオ(小児まひ)にかかり、下半身が不自由になってしまいます。

それでも彼はヴァイオリニストになる夢をあきらめず、両足が不自由になってからもオーディションを受け、その栄冠を得て世界的に最も成功したヴァイオリニストのひとりとなったのです。

今回ご紹介する絵本、「イツァーク ヴァイオリンを愛した少年」は、そんなイツァーク・パールマンのはじまりの物語。

難病におかされ、障害を負ってもヴァイオリンへの愛を忘れず、その愛で未来を変えるイツァークのひたむきで、前向きな努力が心に残る、ステキなお話です。

翻訳はハーバード大学卒業後、ジュリアード音楽院で修士課程を修了され、国内はもとよりアメリカでも活躍中のヴァイオリニスト・広津留すみれさん。

たくさんの子どもたちの夢へとつながる一冊「イツァーク ヴァイオリンを愛した少年」は、お家で、そして園での読み聞かせにオススメです。

この記事を書いたのは…

パイプ なこ 
モノづくりを軸に、編集・ライターの仕事をしています。
音楽を通して子どもたちが自由に表現できる世界が広がって欲しい!という思いで、2022年からみんことの仲間になりました。
いつもイギリス人の夫・息子と一緒に、音楽、写真、イラストなどなどを楽しんでいます。

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