元気に音楽体験を楽しんだ子どもたち
6月30日(木)は、杉並区立四宮保育園にコンサートをお届けしました。
今回のコンサート、東京杉並ロータリークラブ様のご支援のもと、コロナで体験活動の機会が減っている子どもたちのために、杉並区内の3園にお届けするコンサートの3回目。
杉並区より四宮保育園に「みんなのコンサート」の募集が届き、すぐに応募をしてくださいました。
コンサート当日は、6月ながらも厳しい暑さでしたが、そんな天候のなかでも感染症対策はしっかりと取り、前半を3歳児クラス、後半を4、5歳児クラスに分けるなどして、コンサートを行いました。
最初、少し緊張気味だったのは、前半の3歳児クラスの園児さんたち。それでも、司会のギャリーが話し始めると、会場の雰囲気がだんだん和みます。
続いてアーティストのおねえさん、おにいさんが演奏を始めると、子どもたちの視線は一気に舞台へと集中。
ギャリーの「フルートは何からできているのかな?」の質問には、「コンクリート!」など、元気よく大きな声で答えてくれました。
そして、コンサート後半、子どもたちみんなで拍手の練習をしたあと、「ラデツキー行進曲」の演奏に手拍子で参加。音の強弱に合わせて拍手のボリュームを上手に変え、音楽体験を楽しむことができました。
感性をたっぷりと表現
後半の4、5歳児クラスの園児さんたちは、会場に入る前から期待で胸がいっぱい。1曲目の「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の調べが会場を包み込むと「知ってるー!」「上手ー!」など、感じた気持ちを声で表現してくれました。
そして、「ハンガリー舞曲 第5番」の演奏では、曲の盛り上がりに合わせて思わず笑いだす子どもたちが、あちらこちらに。何度も繰り返されるフレーズに合わせて、会場には園児さんたちの笑い声が響き渡ります。
リクエスト曲には、子どもたちが大合唱で演奏に加わります。体を揺らしながら歌ってくれた園児さんもいましたよ。
あまりに楽しそうに、そして自由に感じたままを表現してくれる子どもたちの様子に、アーティストたちが急遽アンコールをもう1曲演奏。コンサートは、熱気の冷めやらないうちに幕を閉じました。
子どもたちが目と耳と、心でしっかりとみんことアーティストの想いを受け止めてくれた今回のコンサート。
杉並区立四宮保育園の皆さま、ありがとうございました。
今回訪問したアーティスト
フルート:えりおねえさん (香川 恵理)
ヴァイオリン:きょうこおねえさん (中村 響子)
ヴィオラ:ゆうきおにいさん (小倉 勇樹)
チェロ:ひろゆきおにいさん (ヨコミゾヒロユキ)
司会:ギャリー (上尾 和音)
このコンサートを担当したのは…
岡田 恵美(おかだ えみ)
洗足学園音楽大学ミュージカルコース出身で普段は演劇をしています。
学校に行って、演劇のワークショップをすることもあります。
好きなことは本を読むことと散歩です。ふと歌っている時もあります!
全国の子どもたちにコンサートをお届けできるようにサポートいたします!
みんなのことばは、プロの音楽家とともに、参加型クラシックプログラムを通して子どもの心を育てる活動をするNPO法人です。
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