ギャリー(上尾和音)/みんことメンバー深掘りインタビュー

みんことアーティストの「ゆうきおにいさん」こと小倉勇樹がインタビュアーとなり、みんことのメンバーにインタビューをする企画の第6回。アーティスト同士だからこそ引き出せる新たな魅力を、皆さんにお伝えしています。


子どもの笑顔には大人の笑顔

さぁ今月もやって参りましたワタクシ、ヴァイオリン&ヴィオラの「ゆうきおにいさん」こと小倉勇樹がお届けする、この「みんことメンバー深掘り(!?)インタビュー」今回は…

皆さーんこんにちは!

お待たせしました、今回は司会と歌のギャリーの登場だよ~!

小倉

ギャリー、よろしくね。

ギャリー

こちらこそでございます。

小倉
ギャリー

今回は0才から6才まで30名以上の子どもたちが参加してくれました。「みんこと」として初めてのオンライン企画なので、30分という時間の中での子どもたちにより分かりやすい伝え方、言葉や表現の仕方などはすごく念入りに準備をしていきました。実際にやってみると、画面の中の子どもたちはもう跳び跳ねたり笑ったりしてくれていて「楽しんでもらえたな」と手応えがありましたね。

小倉

この「うち×うた」のアイデアはギャリーと聞いたけど…

ギャリー

そうなんですよ。コンサートではリクエスト曲を子どもたちがおにいさんおねえさんの演奏と一緒に歌いますよね。そこから「みんこと」で児童合唱とかやれたら良いなと思っていまして…その思いをある時ポロッとヨコミゾさん(アートマネージャーのヨコミゾヒロユキ)に話したんです。

その子どもたちがゆくゆくは「みんこと」のおにいさんおねえさんと、例えば「年末に第九やる」とかそういうことが出来たらより「みんこと」が面白くなるんじゃないかなって。

そしたら今度はその話をヨコミゾさんが代表(渡邊悠子)にポロッと話してくれて…そしたら代表もノリノリ(笑)。先日のメールニュースに載っていたように代表にも前から思っていたことがあったようで、そこが合致して「うち×うた」の企画が始まっていきました。本当は対面でリアルでやりたいです。でも「今はこういう時だからまずはzoomで始めない?」って言ってくれたのは代表なんです。

小倉

4月から本格的に始まっていくのが楽しみだね。

ギャリー

「うち×うた」はお歌を「上手くなりましょう」ではなくて「素敵に歌えるように」、そしてパパ、ママを感動させちゃおう!というのがギャリーの目標です。

参加してくれる子どもたちに、音楽や歌を好きになってもらいたいなっていう思いと、リモートなので一緒に参加している親御さんにも、お子さんと一緒に楽しんで音楽への知識を深めて、更に音楽を好きになって頂きたいなって思っています。

いずれ世の中が落ち着いたら対面でやりたいですが、せっかくのオンラインですので日本全国色々な方に参加してもらえたら嬉しいですね。トライアルでモニターの皆さまからいただいたご意見を参考にしながら、更にブラッシュアップをし、春の本開講時にはより良いものをお届けできるように努めてまいります!

【うち×うた】について詳細は、こちらをご覧ください。

小倉

さてさてギャリーは小さい頃どんな子どもでしたか?

ギャリー

もうね~とにかく話すのが大好きな子どもでした。お喋りで人を笑わせるのが大好きで…それは今も変わらないですね(笑)

声を出すのが好きだったから自然と歌を歌ったり、合唱やるようになりました。

それから歌舞伎を観たり本を読んだりするのが好きで…しかも横溝正史の小説とか難しい言葉が出てくる本が好き(笑)。だからワードセンスが他の人とは少し違うかもしれませんね。お喋り好きということもあり、大学時代から学生有志の演奏会などで司会はよくしていました。

小倉

「みんこと」初舞台は一昨年のクリスマス、BXホールでのコンサートだったね。

ギャリー

そうです。歌手として参加して、一応司会も兼ねていたけれどそこは司会のセンパイ、まりかおねえさんにおんぶにだっこ状態(笑)

いち歌手としては「みんこと」の音楽の面白さ、ヨコミゾさんがアレンジした曲の楽しさを感じました。そして何より、子どもたちがすごく近い!僕もそれまでに幼稚園保育園に演奏に行ったことはあったけど、あそこまで近い距離ではなかった。子どもたちが大興奮しながら聴けるコンサートというのは初めてでした。正直どうしてもコンサートは静かに聴きましょうってなっちゃう(苦笑)。だから自分もとても楽しかったし刺激になりました。

小倉

すぐに立派に司会としてひとり立ちしたね。

ギャリー

「みんこと」のコンサートのメインは「アーティストが奏でる音楽」だと思っているんですね。なのでその記憶を越えてしまうような、やり過ぎたお喋りは控えようと気をつけています。僕、喋るの好きだから油断すると喋り過ぎちゃう(笑)

「みんこと」には「まりかおねえさん」と「なつきおねえさん」と素敵な司会のおねえさんがいます。でも「ギャリー」が来たからには2人のおねえさんの時とは違う感想、喜びを持ってほしいんですね。

今は感染症対策で楽器のおにいさんおねえさんは言葉を発せないので、昔のサイレント映画の活弁士のようなつもりでやっています。そして表情やアクションは大きめで。そこは昔、とある場所でバイトしていたのが役にたっています。

小倉

とある場所とは?

ギャリー

夢と魔法の王国で「フードサービスキャスト」というのをやっていました。お客さんはショーを見ながらお食事出来るレストランです。そこでは我々フードサービスキャストもキャラクター、役者さん達とショーの中で一緒に踊って料理を提供していたんです。フードサービスキャストは声は出せないけど役者さんとコンタクトを取りながら表情やボディアクションで応えていて、アドリブでちょっとおどけた表情や態度を見せるとさらにキャラクター達も絡んできて、ますますお客さんが喜んでくれて。どうすればお客さんに喜んでもらえるか?というのがとても勉強になったので、今の「みんこと」の司会に活かせていると思います。

小倉

最後に「みんこと」への思いのたけをどうぞ。

ギャリー

そうですね…実はギャリー、パパなんです!ウチの子どもはこの前1歳になったんですが、子どもが喜んでいると親は嬉しいですよね。で、親が嬉しそうにしているのを見ると、ウチの子どもも嬉しそうにするんですよね。だからお互い笑顔でいると良いなぁと。

「みんこと」のコンサートも一緒です。「大人の笑顔」って必要です。大人が笑うと子どもも笑顔になります。今までも子どもは好きでしたが、自分に子どもが出来て「どういう体験をさせたいかな」「どんな経験をして大きくなってほしいかな」っていう親としての思いを通して「みんこと」の活動が出来るようになりました。

コロナが収まったら、コンサートをバンバン届けにいきたいですね。我慢から解き放たれた未来には、子どもたちにたくさんの喜びを届けたいと思います。今まで以上に子どもたちを笑顔に出来るように、まずは先生方や保護者の方、大人の方たちをクスッとさせられるように、音楽の見識と研鑽を積んで、視野を広く持って色々な反応、言葉を拾って、よりエンターテイナーとしての司会者を目指して頑張りたいなと思います。

コンサートでは、子どもたちの思わず発した言葉や反応をも拾ってひろって楽しく司会をしていくギャリー。それはまさしく「ギャリーワールド」。アーティストからしても毎回楽しみですが、「刺激」でもあります。コンサートの感想が「司会のギャリーが面白かった」ではいけませんからね。これからもお互いに切磋琢磨して、より良いコンサートをたくさんの子どもたちに届けていきましょう。あとね、僕も歌舞伎好きなんですよ~。今度は歌舞伎で語り合おうね。

ギャリー、どうもありがとうございました。喋り足りなくなかったかな(笑)?

次回の深掘りインタビューは、3/18配信予定。あれ?18日なの?…理由は次回のお楽しみ!

(文・構成:小倉勇樹)


ギャリーのプロフィール
ギャリーが出演したコンサートレポート他

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